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鯛ノ浦-長崎・運航休止の影響緩和!
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長崎・五島列島と長崎市などを結ぶ便を運航する会社が経営難で10月2日から全便の運航を休止した問題で、元従業員らでつくる新会社「五島産業汽船」(長崎県新上五島町)は19日、長崎-鯛ノ浦(新上五島町)を再開した。高速船は午前8時、13人の乗客を乗せて鯛ノ浦港を出発し、約1時間40分後に長崎港に到着した。当面はこの航路で1日2往復を運航。他に運航休止した定期、不定期を含む3航路の再開は決まっていない。
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18日に同社元従業員らが設立した新会社「五島産業汽船株式会社」の幹部が県庁で記者会見した。鯛ノ浦から長崎へ向かう島民は、上五島北部の有川港、南部の奈良尾港を発着する九州商船の利用を余儀なくされている。利便性の一定の回復にはつながるものの、かつての3往復より少なく、船の定員も300人から79人に大幅に減少。根本的な解決には至っていない。
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また、九州商船は、五島産業汽船の廃止で利便性が低下している上五島(有川港)-佐世保航路について、日帰りする離島住民が佐世保で長時間滞在可能な11月のダイヤを発表。同社も鯛ノ浦-長崎航路への参入に意欲を示しており、18日に新上五島町に改めて意向を伝えた。
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