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安心・安全には問題なしという!
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コンクリートで覆っているから!
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それなら、豊洲だって安全だ!
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東京都は2月28日、築地市場(中央区)の「敷地全体に土壌汚染の恐れがある」とする報告を昨年3月にまとめていたことを公表した。条例に基づいて文献を調べる土地の利用履歴調査で分かった。かつて進駐軍のドライクリーニング工場などがあり、有害物質が使用されていた可能性を指摘している。
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都道環状2号線の建設にあわせて、都建設局が市場の敷地を含む予定地の利用履歴を調べた。3000㎡以上の土地利用を変更する場合、都条例で義務づけているという。
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その結果、市場の敷地には有機溶剤を用いたと考えられるドライクリーニング工場のほか、給油所などがあったことが分かった。このため、「土壌汚染の可能性が考えられる」とし、担当の都環境局も「敷地全体に汚染の恐れがある」と判断していた。有害物質の有無を実際に調べてはいないが、現状について都は「地面はコンクリートなどで覆われており、地下水の利用もないので健康に影響はない」としている。
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都は同日、2001年以降、同市場で8件の店舗耐震補強工事などを行っていたにもかかわらず、利用履歴調査をしていなかったことを発表した。ほかの都の市場でも、必要な調査なしで工事したケースが数十件見込まれている。
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東京・江東区豊洲への市場移転が延期している影響で全線開通が遅れている道路・環状2号線について、東京オリンピックの選手村の建設工事が本格化したことを受け、未開通部分のうちの一部区間が2月27日から工事車両に限って通行が開始されました。
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豊洲市場の移転問題を審議する東京都議会の特別委員会は4日、地下水モニタリング調査を行った業者の参考人招致を行った。1~8回目までの調査とは桁違いの環境基準の最大79倍に達するベンゼンを検出した9回目の担当業者は、都の指示で従来とは違う方法で採水を行ったと証言した。
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9回目のモニタリングを担当した湘南分析センターの担当者は「1カ所、地下水が枯渇した井戸があり、パージ水を分析資料として採水する指示が(都から)あった」と明かした。
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1~8回目の業者がパージ作業の翌日に採水していたのに対し、湘南分析センター担当者は「(都から)同日採水の指示があった」とも証言。1~3回目を担当した日水コンが作成した検査方法の「手順書」について「初めて聞いた。見たことがない」とも話し、調査方法が均一でなかった。
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中央卸売市場の担当者は何を意図として採水手順を狂わせ、最大79倍に達するベンゼンを検出しても、その理由をなぜ小池知事に伝えなかったのか。
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小池知事の言う「安心・安全」とは、出鱈目をやっても隠せばよいという事か。あるいは、役人特有の「長いものには巻かれろ・ゴマをすれ」という特質で、豊洲断念という道筋にしようとしたなら、大間違いだ。
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