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虚偽診断疑惑で評議会!
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京都府立医大学長に辞任勧告へ!
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京都府立医科大付属病院(京都市上京区)などが暴力団組長の収監を巡り、検察庁に虚偽の病状を記した文書を提出したとされる事件で、府立医大は24日までに、大学の重要事項を審議する教育研究評議会で吉川敏一学長(69)の辞任勧告を行うことを決めた。
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大学などによると、評議会は2月23日に大学の幹部ら委員19人のうち14人の出席で開催された。吉川学長は欠席し、吉村院長も欠席した。しかし、学長選に立候補する予定であった丸中教授は出席し、会議では、暴力団との関係が問題となっており、学長としての職務も果たせていない、などの意見が出され、出席者の全会一致で辞任勧告を近く行うことを決めた。辞任しない場合には、学長の解任を審議できる学長選考会議の開催を求めることも併せて決定した。
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吉川学長は、山口組系淡海一家(大津市)総長の高山義友希(よしゆき)受刑者(60)と、飲食店で少なくとも2回会ったことを認めているが、「高山氏と飲食するために出かけたということは一切ない」と主張している。
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府立医大の教授は「今回の問題の説明は学内に一切ない。重要な人事は教授会で決めるのが普通だが、いきなり評議会で学長の辞任を求めるのは異例だ」と話している。
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この評議会では、「道義的責任が重い」とか「大学のトップなのに欠席している」とか「信頼回復の任に当たるべき学長が対応していない」など、当たり前の内容であるが、どうもこの評議会の開催にも裏がありそうだ。
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一昨日の新聞では、吉村病院長の任意聴取が行われるという記事が出ていたが、23日朝、吉村院長へ府警本部から聴取の連絡があったが、院長は顧問弁護士と相談し日中は業務中でもあり、午後5時以降と返事し、夕方5時から9時まで聴取を受けている。
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新聞では、吉川学長をやり玉に挙げる記事ばかり出ているが、高山受刑者の執刀医の吉村院長の事情聴取や大学当局の動きが一切出てこないことに奇異を感じる。
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2月24日の夕刊記事