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人吉市新庁舎建設基本計画案・事業費40億円!
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八代市の新庁舎設計・久米設計!
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熊本県人吉市は、新庁舎建設の基本計画案をまとめた。延べ床面積はおおむね9000㎡とし、概算事業費は40億円と試算した。
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市民意見を踏まえて計画策定し、基本設計へと進む。基本計画・設計業務は山下設計・本田建築設計事務所・月足建築事務所JVが担当している。熊本地震の影響により耐震性が低下し、使用できなくなっている庁舎を移転する。既存の第1別館(延べ1669㎡)、第1別館倉庫(延べ440㎡)は活用する。
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新庁舎は5階建てを想定し、1-2階は相談窓口、市民交流の機能を集約。3階は執務室とし、市長室や防災対策本部などの中枢・防災、行政機能を配置する。4階は議会機能や会議室、5階は機械室とする。防災・災害復興の拠点、防災センターとしての機能を備え、十分な耐震性を確保するため免震構造の導入を検討する。主構造は設計の中で固める。
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外観は、人吉城櫓の白しっくい壁や歴史的建造物の深い軒をデザインの要素に取り入れる。また、人吉城跡周辺のカシの木並木の景観を取り入れ、引き込み構内道路に並木の配置を計画する。地場産材の木材を積極的に活用し、外装材や日射抑制のルーバー、内装材や造作家具での採用を検討する。
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概算事業費の内訳は工事費33億円、そのほか付帯工事費7億円。建設地は市西間下町字一本杉118-1ほか。駐車場の整備目標は470台、9260㎡と設定した。
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17年度までに実施設計を完了させ、18年9月ごろに本体工事に着手する。工事期間は2年を見込み、20年8月ごろの事業完了を目指す。
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熊本県八代市は、八代市新庁舎建設設計業務の公募型プロポーザルを実施した結果、久米設計を最優秀者に特定した。優秀者(次点)は石本建築事務所・アルキメディア設計研究所・黄木設計室JVだった。
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5者が技術提案書を提出し、21日に公開プレゼンテーション・ヒアリングを実施した。選定審査委員会(委員長・位寄和久熊本大大学院教授、6人で構成)が審査した。
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計画では、現在の本庁舎敷地内(松江城町1-25)に新庁舎を建設する。規模は延べ床面積1万9000㎡程度。建築工事費は95億円(税込み)程度を見込む。
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業務は基本・実施設計を担当する。基本設計は10月31日までに完了させる。履行期限は2018年8月10日。工期は18年10月から21年3月までで、同年4月の供用を予定している。
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