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廃棄物処理法違反で業者を刑事告発へ!
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社長は自民党県議の吉永和世氏!
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熊本市の下水処理汚泥を堆肥化する業務を請負!
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山林に野積みされた4000トンのフレコンバッグ!
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熊本県芦北町古石の山林に汚泥とみられる物質を詰めた大型土のう「フレコンバッグ」(最大1トン)が大量に野積みされている問題で、水俣市の市民団体「新生みなまた」(谷口明弘代表)は10月23日、土のうを運び込んだ同市の廃棄物処理業「吉永商会」が投棄した疑いがあるとして、廃棄物処理法違反容疑で同社を刑事告発すると明らかにした。
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同社は自民党県議の吉永和世氏(59)=水俣市区=が代表取締役を務めている。現場には土のうが少なくとも数百個置かれ、汚水の流出が確認されている。
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市民団体は関係者の証言などから「吉永商会が熊本市から処理を請け負った『脱水汚泥』由来の廃棄物の可能性がある」として近く県警に告発状を提出する。谷口代表は「水俣病を経験した地域であり、土壌や地下水の汚染が心配だ」と話した。
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熊本市上下水道局によると、同社は市が下水処理した汚泥を堆肥化する業務を受託。2024~26年度に市内4カ所の浄化センターから排出される年間約4千トンの脱水汚泥を堆肥化する業務で、委託費は総額約2億円。
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市上下水道局は「排出事業者として必要な対応を取る。業者への聞き取り調査など含めて検討したい」としている。
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熊本県芦北町古石の山林で汚泥とみられる黒い物質が詰められた大型土のう「フレコンバッグ」(最大1トン)が大量に野積みされていて、搬入したのは水俣市の廃棄物処理業「吉永商会」で、同日現地を確認した熊本県は、付近で黒い水が流れ出ているとして吸水や土のうをシートで覆うなどの汚水対策を講じるよう同社を行政指導した。
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同社は自民党県議で党県連政調会長の吉永和世氏(59)で、吉永氏は熊本日日新聞の取材に「廃棄物ではない」と説明。県も「廃棄物には当たらない」としているが、水俣市の市民団体は「土壌や地下水が汚染されないか心配だ」と指摘している。
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芦北町で野積みされた大型土のうについて、関係者は「リサイクルセンターで処理しきれない分を会社が運び入れている」と証言した。現場はリサイクルセンターから約2km離れた場所にあり、登記上は個人所有地。
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吉永氏は「周囲に民家はない。牛を飼っていた場所を借り、農業用肥料にする前の1、2回発酵させた原料を仮置きしているだけ。熊本市から持ってきたものをそのまま置いているわけではない」と説明。
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県循環社会推進課の担当者は22日、土のうの中身について「製品として出荷する前のものと会社から説明を受けた。廃棄物でなければ、野積み自体は悪質な行為ではない」としている。
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現場は芦北町古石にある「吉永商会」(水俣市)のリサイクルセンターから西に車で約2km。周辺は空き家が目立ち、車はほとんど走っていない。曲がりくねった林道を進むと、朽ちた牛舎のような施設が見えた。
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さらに進むと、野積みされた土のうが現れた。無数のハエが記者の体にまとわりつく。土のうの袋が破れ、水分を含んだ黒い物質が漏れ出ていたものもあった。現場では石油のような色をした黒い水たまりも確認できた。
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10月21日午前には、車体に「YOSHINAGA」と書かれた大型トラック2台が複数の土のうを運び入れていた。
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2025年の春以降、倉庫内には、強い雨が降った際に雨水が入り混んでいたということです。
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県も今年7月の調査で、屋根の一部が破損していることを確認し、対策を講じるよう口頭で指導していました。
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県担当者は「水俣市の倉庫から汚水が流れ出た可能性はある」としている。
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