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市場は実績前の期待感相場!
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難問山積のなか物価安定にどう取り組むのか!
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要は消費税の扱いなのだか!
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高石新総裁が決まり、少人数ではあるが感想をきいてみると、「高市氏の方が今の自民党を変えたり、旧来の政府と違った改革をしてくれるのじゃないかという声が多かった。
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本当にそうだろうか。石破総裁を選んだ時にも同じような、改革を期待する向きが多かった。しかし、どうだった。外野にいたときの勝手気ままな言葉は「評論家の言葉そのままで、無責任に言っていただけ」だった。
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石破総裁が選ばれたのも、高市氏が選ばれたのも、党員・党友の声を汲み取ってのものだ。党員・党友や保守系他党へ流れた自民党応援者を取り戻したいという議員心理が「辛口で保守派とみられる高市氏を新総裁に選んだのは、議会における自民党の過半数と政権の継続を願っているからだ。自分たち議員の改革や自民党の改革は二の次になっている。
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議員心理を読んだ上での麻生氏の派閥議員への檄が派閥議員の何割を動かしたのかは定かでないが、茂木氏の言う貸し借りの清算で高市氏へ入れたとか、岸田派が相変わらず山口と広島の確執の中、高市へ流れた票が確実にあったことは、これからの岸田派の衰退が目に目るようだ。
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今日明日には、自民党役員人事が決まるようだが、麻生派と旧安倍派への露骨な人事振り分けでは間違いなく、高市政権も残り2年をまっとうに過ごせないことになる。外から見て政権を批判することはたやすいが、自らが責任者となり、65点を目指す政権を作ろうとするなら、首相官邸の人事が大事であり、霞が関のどの省庁と懇意を密にし政権運営をするのか、そのためには首相の右腕・左腕を誰で固め、幹事長を誰にするかで来る衆院選の作戦本部となり官房経費を首相指示で使えるかにもかかってくる。
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さて、高市総裁の党人事のお手並みを拝見というところだろう。
報道を見る限りでは、総裁選の論功行賞人事かな。
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険しい山道を上り始めた高市総裁。落石や山崩れ、土石流などに合わなければ良いが。自民党は見放すのも速い。用心用心。
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