大衆に迎合し・不満を代行:欲望を発散・比大統領!

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麻薬対策なのか、趣味なのか!
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過去を見れば・単なる人殺し!
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フィリピンのドゥテルテ大統領がナチス・ドイツ総統ヒトラーのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)になぞらえ、麻薬犯罪者殺害に意欲を示した問題で、大統領報道官は10月1日、「発言がゆがめられている。大統領はヒトラーと呼ばれたいのではない。麻薬密売人300万人を虐殺したいと言ったのだ。次の世代やこの国を救うために」と釈明した。
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ドゥテルテ大統領は麻薬犯罪者に対し、射殺も辞さない強硬姿勢を取り、これまでに1000人以上の容疑者が警官によって殺害された。このため、国連や米国などから批判を浴びている。今回の発言は取り締まりの意志を強調する意図があるとみられるが、例えは明らかに不適切で、新たな批判を呼ぶのは必至だ。
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発言に対しては米独両政府やユダヤ人団体から批判が相次いだ。国連のディエン事務総長特別顧問(虐殺阻止担当)も声明を出し「差別や憎悪、暴力を激化させ、犯罪行為を奨励する発言が広まり、組織化されていけば、行き着く先は人道に対する罪だ。言葉を自制せよ」と警告した。
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このような指導者を選んだ国民は、いずれ凶気の指導者の犠牲になることは目に見えている。無秩序な自警団的殺人者は、麻薬犯罪者であろうがなかろうが、殺しのターゲットにされることは時間の問題だ。
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いつまでも収まらないときは国の経済までもが影響を受けることになる。自警団対策として、一般民衆が武器を手にし敵対し始めるからだ。そうなると内戦だ。その前に秩序を守るためと称し軍部が動くことになる。
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さて、フィリピンはどの道をたどるのだろうか。いま世界は、ドゥテルテ大統領のような国民の機嫌取りでトップに座る異人が多くなってきた。米国大統領選が真っ最中であるが、トランプ候補もその最たるものだろう。
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良い悪いは別にして、世界は「我が民族、我が国のため」として行動するものを選んでいる。世界も異常さを拡大している。小さな衝突から国々の利害で離散集合する同盟国が出来衝突を繰り返す。まさに大戦前の迷路に入っていくような状況ではないだろうか。
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国々の利害の中でオバマ大統領のように「話し合いで」と言っている間に、世界は自国利益を求め体力(武力)を鍛えているのだ。次期米大統領次第では、日米同盟などと甘い夢を持てなくなる。
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