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今から施工では新幹線開業に間に合わず!
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入札の不調で整備が遅れていたJR加賀温泉駅の施設の建設業者がようやく決まった。
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2024年春の北陸新幹線敦賀延伸にあわせて、加賀市は加賀温泉駅舎の高架下に観光案内所や待合室、コンビニ、トイレを整備するのだが、入札は過去2回資材や技術者の不足を原因に不調に終わり、施設の完成が新幹線開業に間に合わない事態となっている。
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3回目の入札は3月月2日と3日に行われ、その結果、請負先は大阪市のゼネコン奥村組金沢営業所と加賀市の小中出建設のJVに決まった。22年12月に予定価格を1回目の10億3540万円から12億1250万円に引き上げて再公告したが、参加申請がなかった。3回目の契約金額は約13億3000万円。
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駅のコンコース内の施設は大丈夫ですが、駅の高架下に市が別途整備予定の観光案内所や待合室、コンビニ、トイレなどの施設については、2022年2回行われた入札でいずれも応札業者がなく2024年春の開業まで間に合わないということになった。
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応札業者がなかった原因としては、ウクライナ危機やコロナ禍で、建築資材の高騰や調達が困難であったことと、特殊な工事技術を備えた工事業者が少ない事情もあったという。
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今回3回目の入札で奥村組JVが落札されたが、高架下の施設建設が完成するのは開業の半年後の2024年秋という。
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