「ありあけキャピタル」は地銀の救世主になるか!

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動き始めた傘下のファンドは「ホワイトかブラックか」!
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千葉興銀を買い始めたが何処まで買い上がるのか!
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地方銀行への投資に特化したファンド「ありあけキャピタル」が50億円規模の運用と5行程度の中堅地銀に投資する目的をもって2021年12月上旬に設立した。
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社長は、ゴールドマン出身銀行出身の田中克典氏で、「改革的な地銀に投資し地方企業と一緒に再生する」と話し、地銀が出資する地元企業も含め「セームボート(同じ船に乗る=投資リスクを共有すること)」で地銀の改革を進めていく。
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設立の話の中で、地銀は数が多いから単純に減らすという話ではない。事業モデルの変革で企業価値を向上させるファンドを設立する意義はある。としている。
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ありあけキャピタルは2022年4月11日、北國フィナンシャルホールディングスと企業価値向上に向けた助言契約締結したと発表。
5月には、「地元経済、地方銀行、行員、株主が同じ船に乗れば地方銀行は再生する」と田中社長は語り、銀行業界は結構、横並びの強い世界ですから、隣の銀行が大きく変わったら、場合によってはうちもということで、ドミノ倒しのように「変わりたい」という気持ちの連鎖が起こるかも知れませんし、それに期待しています。そのためには、まずは私たちが結果を出していかなければなりません。と言っている。
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100行もある地銀が、ありあけキャピタルの目的を理解し、共同歩調を目指せるのか、しがらみの中でグループ化を図っている中、一匹狼的な動きに舵を切れるのか。単なるファンドで終わるのか。これからの動きが注目される中で、ありあけキャピタルのファンド部門が動き出した。
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2022年11月17日、アリアケ・マスター・ファンドが千葉興銀の株式取得報告書を提出した。株式取得数3,281,000株、保有割合は5.19%、取得金額は6億5783万9千円。
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続いて12月9日、興銀株を追加取得し、取得計は4,010,800株(729,800株増)、保有割合は6.35%ととなり、取得に要した金額は9億1363万3千円。
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2023年に入り、1月16日にも追加主とし、取得計は4,664,000株となり、保有割合は7.38%ととなった。取得費用は12億2992万8千円となった。

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保有目的は「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行い」となっており、他のファンドと同じ動きのようだ。
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地銀にとって、ありあけキャピタルは設立目的に沿って動いているのか、敵対的買収者になるのか、しばらくは様子見なのかもしてない。
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投資家から集めた50億円。運用せず寝かしたままでは投資家から苦情が出る。
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