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自民腹に一物議員が曽呂利と動き出した!
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政界には「正解がない」のだ!
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政界が誠に面白くない。岸田内閣を叩く一方のマスコミと、岸田退陣後の次が居ない自民党各派、岸田に押し付けた自派議員がスキャンダルで辞任した麻生派などはポスト岸田のキャスティングポートを握れない悔しさがにじみ出ている。
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岸田にとって今大事なのは国内政治でなく、広島サミット議長国の事だろう。安部政権時代の影を引きずりたくないのか、やたらと首相発信の会議が多くなってきた。
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もともと碌な政治経歴もない者が安部政権時、次は岸田だとおだて挙げられながら肩透かしを食ってきた。安部派が領袖の急死、その後の級統一教会問題で後釜を決められない状況が、岸田政権を生きながらえさせている。15日午後7時、アメリカから帰国した岸田首相。凱旋将軍のような高揚感に包まれ満面の笑みで戻ったのだが、23日からは棘の通常国会が待っている。
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菅前首相が、岸田首相が岸田派の会長のままは如何なものか、自民党は総理総裁になったとき派閥を離脱すのが通例となっていると。岸田本人にとって会長職を手放したとき、首相任期が終わっても会長に復帰できる保証はない。それを思えば、二足のわらじでしがみつかざるを得ないのだろう。
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今春の統一地方選で自民党がぼろ負けするなら、地方組織の集票能力は格段に落ち、次の衆院選は90名の落選議員が出るともいわれる。
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岸田首相にとって、国内政治のかじ取りに専念してボロを出すより、外交で名をあげる(所詮マスコミ報道なのだが)ほうが政権ダメージの傷が浅くてすむとも取れる行動だ。
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聞く力と言っていた岸田首相。NHKの大河ドラマ「どうする家康」が始まったが、国民はドラマの若き家康と岸田首相を重ね合わせるかもしれない。国民は家康の結末は知っていても、岸田首相のこれからは想像もつかない。任期4年まっとうできるか、広島サミット後に辞任解散するのか、統一選の結果次第では総選挙も負け戦となるのか、、、、。どうする岸田、と自民議員が言い出しそうだ。
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自民各派閥は、岸田政権の終わり方に危惧を抱いている。まもなく通常国会が始まるが、ポスト岸田を狙う派閥の領袖、返り咲きを狙う万年首相候補、政治力は不透明だが一発当てたい一匹狼、実力はないが早く安部派の領袖になりたい出しゃばり議員。
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いまの政界、与党野党の激突より、自民党内の議員の動きと発言を注視するほうが面白いのかもしれない。岸田首相の言葉にでは心に響かず、国民も意気消沈しがちだ。
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