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3社減益・資材高響く!
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22年3月期は持ち直す予想!
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ゼネコン大手4社の2022年3月期連結決算が5月13日出そろい、鹿島を除く3社の純利益が前の期実績を下回った。競争激化で大型建築工事の受注時の採算が悪化したところに資材高が加わり利益を押し下げた。23年3月期は鹿島、大成建設の2社が減益を見込む。資材高が本格化し一段と下振れする可能性がある。
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採算が悪化しているのは、19年ごろから受注競争が激化していたところに、資材高が進んでいるためだ。日本建設業連合会によると21年初~22年春にオフィスビルの構造材などに使われるH形鋼や異形棒鋼の価格は5割上がった。原油価格高騰で建機の燃料や輸送コストも割高となる。
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建設業界はコロナ感染防止に注力しつつ工事を継続。主要ゼネコンの多くは、21年3月期の連結決算で減収減益だったが、22年3月期決算はコロナを乗り越え回復基調に。
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【清水建設】
清水建設は38%減の477億円だった。清水建は年間配当を23円と前の期より7円減らす。清水建設の兵藤政和執行役員も「受注を抑え、採算重視の受注に軸足を移す」と明言。
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【大林組】
大林組の純利益は60%減の391億円
大林組は施工能力を考慮し、“適正値”として今期の建設受注高(単体)を前期比12・7%減に抑える計画。大型工事の採算悪化に陥った前期を踏まえた対応で「大型工事に偏らず、中規模やリニューアルもバランスよくやる。大事なのは利益の最大化だ」(小寺康雄取締役副社長執行役員)と言い切る。
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【大成建設】
大成建の22年3月期の純利益は前の期比23%減の714億円だった。東京五輪需要などの活況を背景に18年3月期~20年3月期まで高水準の利益が続いたが、15年3月期以来の水準に落ち込んだ。大成建設の桜井滋之副社長執行役員も足元の事業環境について「21年の前半に比べれば落ち着きを取り戻しており、受注時採算は好転している。
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【鹿島】
鹿島の純利益は5%増の1038億円だった。北米などで手がける物流倉庫の開発事業が好調だった。年間配当は58円と4円増やす。
「建設資材はあらゆる部材で幅広く上昇しており、例えば半導体不足も設備機器の動向に響く。資材高や納期遅れのリスクは強い」(鹿島の内田顕取締役専務執行役員)
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