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86億ドルで世界1位のモバイルゲーム会社買収!
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ソフトバンク約2兆円調達!
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ソフトバンクグループは6月3日、中国の電子商取引(EC)最大手・アリババ集団の株式売却などを通じた資金調達額が総計で100億ドル(約1兆900億円)になると発表した。当初は79億ドルと公表し、2日時点で89億ドルに膨らんだとしていたが、最終的な調達額は1兆円を超えた。
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中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセントホールディングス)は21日、同社を中心とした企業連合が86億ドル(約9000億円)でフィンランドのゲーム会社スーパーセルの84.3%株を取得すると発表した。
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歴史ストラテジーゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」などを手掛けるスーパーセル全体の企業価値を102億ドルと評価した格好だ。
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事情に詳しい関係者によると、テンセントはソフトバンクのほか、スーパーセルの現・元従業員が保有する株式を取得する。
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ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は正式発表に先立ち、テンセントがスーパーセルの買収で合意したことを報じていた。
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株式取得は7-9月期(第3四半期)に完了する見通し。ソフトバンクは保有するスーパーセル株を全て手放すことになる。
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テンセントは、スーパーセルが今後も経営上の独立を維持すると述べた。
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ソフトバンクは持ち株の売却により、米携帯電話サービス大手スプリントの買収で膨らんだ債務を減らして財務の健全化を図る考え。先月には中国の電子商取引最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)の株式を少なくとも79億ドル相当売却する考えを示していた。
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ソフトバンクはこの日、ニケシュ・アローラ副社長の退任を明らかにした。孫正義社長自らが選んだ後継者とされていたものの、予期しない形で退くことになった。
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