奈良県・平群町:違法開発が数多くあるが!

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違反を容認しているフシも見られる!
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行政というもの、長年培われてきた風習・習慣というものは簡単に変われるものではない。行政が◯◯違反に対し迅速に対処するなどは昔も今もスローモーなのは、ご存知のとおりだ。
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奈良県ともども、平群町もその状況は変わっていない。平群町でいま起きている名倉江興産の林地開発についても、何処の誰に忖度をしているのか、地元の意向を無視した平群町意向について「問題があるにもかかわらず、問題なし」という1文を奈良県に出し、許可を出させたことは、ある意味「公文書偽装」を指摘される重要なことである。
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別件の開発でも、開発計画の概要書に要求している農家が利用する水利権者がいるにも関わらず、居ないという業者側の文書が県に提出され、まかり通るという異常事態だ。
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本日から3回に渡り、平成28年6月の平群町議会の会議録より2回、平成30年12月の会議録1回を掲載する。
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町長が変われど、中身が変わっていないことを確認できる。
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平成28年第6回平群町議会
平成28年6月14日
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町長  岩﨑 万 勉
副町長 中島 伊三郎
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税務課長   西脇 洋貴
観光産業課長 西岡 勝三
都市建設課長 寺口 嘉彦
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7番 山口昌亮
・農地への産廃の不法投棄について
農地への産廃の不法投棄についてであります。
椹原地域の農地に相当以前から建設廃材と見られる災害廃棄物が搬入されていることがこのほど明らかになり、ことし4月に(奈良)県の廃棄物と農地の担当者が現地調査を行い、産業廃棄物を当該農地に搬入していることを確認したと聞いています。そこで、この問題について町の姿勢を幾つか質問いたします。
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この農地の現状は、産業廃棄物に関する法律に違反するのかどうか。また、農地に関する法律についても違反するのかどうか、町長の見解を伺います。
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2点目は、長年にわたって、農地に産廃を含む土砂が搬入されているということについて、既にもとの農地のレベルから数メートルも高く土砂が積まれていますが、この農地に土砂が搬入されるようになったのはいつごろでしょうか。また、数メートルも高く積まれるまでになっているこのような状況を把握していたのでしょうか。次に、当然把握していたと思いますが、事業者に対してどのような対策や指導をしてきたのでしょうか。
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3 点目は、この農地の状況を一刻も早く改善する必要があります。町はどのような措置を講じるのか明らかにしてください。
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観光産業課長
山口議員の大きな一つ目の農地への産廃の不法投棄についての御質問にお答えいたします。
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1 点目のこの農地の現状は、産業廃棄物及び農地に関する法律に違反するのかについてですが、奈良県の廃棄物対策課によりますと、廃棄物処理法では、現場を確認したところ、土砂の表層部分に一部廃棄物が混入していることを確認しましたが、総体としまして土砂と判断しており、現状では明確に廃棄物処理法違反であると断定はできないとのことであります。
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農地法につきましては、無断転用で農地法違反の疑いがあると考えておりますが、違反転用の処分権者である奈良県に確認しましたところ、違反を正確に判断するには違反内容を明確にする必要があるため、土地所有者の了解に基づくものであるかなど、現在に至るまでの経緯の聞き取り調査を進めた上で違法性の判断をするということになっています。
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2 点目の長年にわたって農地に産廃を含む土砂が搬入され、数メートルも高く土砂が積まれていることについて。
① の土砂の搬入されるようになったのはいつごろかについてですが、航空写真で確認しましたところ、土砂を搬入された事業者は不明ではありますが、少なくとも平成2年以前に土地の一部に堆積物を確認しております。また、現在の資材置き場に近い状態は、航空写真から判断しまして平成16年ごろであると考えております。
② の土砂の搬入を町として把握したのはいつごろかについてですが、町が初めて把握した時期につきましては、平成24年1月に地元の方から外周壁のトタンの波板なんですけども、ひずんでいるので危険があると連絡ありましたので、そのときに現場を確認しております。.
③ の町としてどのような対策をとり、事業者や地権者に対してどのような指導をしてきたのかについてですが、平成24年5月に事業者に対して土砂の撤去、外周壁のひずみの復旧、水路の不法占用の指導を行っております。
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3 点目の農地の状況を一刻も早く改善するために、町はどのような措置を講じるのかについてですが、ことし4 月に奈良県と平群町が事業者の立ち会いの現場確認を行いました。奈良県と協議を行った結果、今後、土砂については事業者に対し、土砂の搬入元等の事実確認を行うとともに、混入した廃棄物の撤去及び適正処理を行うよう指導していくことで確認をしており、あわせまして、農地性の回復や水路の違法性の解消に向け、県の関係部局と連携し、指導していきたいと考えております。
以上でございます。
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7 番
産廃については量がわからないと。あそこは、もともと北側にある町道とフラットの農地だったというのを地元の人から聞いています。それでいえば、もう、さっきも言いましたように数メートルの高さに積んでるわけ。中に何が入ってるかなんてわからんでしょう、掘ってみないと。だから、その調査も含めて、やっぱり県にきちんと、町としても訴えていく必要があるというふうに思うんです。
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それと、もう一つ、農地法に違反する、もうそんなもん歴然でしょう。これから調査しますって、どういう経過で入った。どういう経過であろうと、あそこに土砂が積まれてるということは農地法違反じゃないですか。そんなもん、これから調べるも何も、誰が見たって。あそこ行って、前見なさいよ。誰が見たってそうでしょう。それを今みたいな答弁で済まそうとするから。平成24年に1回指導やったって今言いましたね。24年、もう4年たってるんですよ。
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指導やって4年間どうなったんですか。土砂減りましたか。ふえてるじゃないですか。だから、そこがね、まず今みたいな答弁では。まず、農地法違反なんて、まず認めるべきですよ。県の所管だからって言うけど、誰が見たってそうじゃない。来週、県議会でもこの問題は取り上げます。うちの宮本次郎県会議員が取り上げることになってますから、そこでも県のほうは詰めてもらいますけれども、一番地元である平群町がそのような態度ではだめなわけでしょう。
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それから、今言ったように、もう平成2年ぐらいからちょっと形状が変わってたと。聞くところによると、平群町の井文字川の工事、護岸の整備工事かな、そのときに出た石をまず当該、私が今、問題にしている農地に、土砂積まれてるところに出てきた石を置いたと、仮置きしたと。それが発端だって言ってました。ですから、最終的に今みたいな状態になったのはそんなに古くはないみたいですが、平成16年ごろには既になっていて、そうなってきたと。
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ただね、もう1回言いますけど、24年当時、24年当時は今ほど広くなかったんですよ。最初の質問に書いた問題の農地は地番椹原651番と323 番の2筆です。そのうちの651番については、今言いましたように平成2年ごろに石が置かれた。その後、今のような状態になったのは、もう平成24年には今のような状態になって、どんどんどんどん積み上がっていった。小屋とか、それから建設廃材とわかるようなものは全部放置してるじゃないですか。それが24年の話です。
まず、再質問で一つ聞きますけれども、24年、指導して、指導したって言いましたよね、その後、経過どうなったんですか。まず、そこから答えてください。
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観光産業課長
平成24年の5月のほうに指導入ったんですけども、その後、事業者の関係で、土地の所有権にいろいろ問題があるっていうことで解決に向けまして、事業者の工事者から事情の聴取を行っていたんですけども、結果的には所有者の方が亡くなられたとかそんなんで解決に至らず、現在に至っております。
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7 番
指導は、じゃあ何回かしたんですね。解決に至らなかった。でも、その経過は当然、町、役場の担当、課はころころ変わってるから、当時、観光産業課だったのか、ほかの名前だったのかわかりませんが、24年当時そういう指導をしたと。じゃあ26年度に、例えば、平成26年の1月、ここの要するに土砂置き場が広がってるんです、その後ね。その広がったときの経過っていうのは当然役場のほうも知ってるとは思うんですが、24年に指導してたのに26年には、さっき、もう一つ、もう1筆あると言った323番の土地、ここの土地に土砂が入れ始められたのが平成26年の1月です。今から2年半前ですね。
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そのときに、地権者のほうから、土を勝手に入れられて困っているという、役場のほうで何とかしてほしいという要望があったと思うんですが、そのことは事実ですか。そして、もし事実であればそのときどのような対応をしたのかお答えください。
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観光産業課長
26年の2月ごろに、土地の所有者から役場に土砂を入れられたっていうことで、指導のほうを依頼されたっていう経緯は確認しております。ただ、そのときにつきましては、土地所有権の問題等あって、その辺の解決も含めまして解決するように指導したっていうことで聞いております。
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7 番
うそ言うたらあかんよ。そのときは地権者は1人です、323番は。651番については、今、名義人の地権者は亡くなられて相続がされてませんから、そのままになってます。しかし、323 番については、その当時ですよ、今は違いますよ、その当時の地権者は1人なんです。
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役場は何て指導したか。間違ってたら間違ってるって言うてくださいね。当時は寺口課長でしょ。寺口課長が何と言ったか。「民民の問題だから関係ないと言ったっていうんですね。農地に土砂入れられてて、担当課が民民の問題って、これ、どういうことですか。いや、もうこれ、寺口君、答えてくれる。当時の状況も含めて。
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都市建設課長
今、山口議員のほうから、当時の所有者から相談あって、「民民の問題だから」ということで対応したという御発言がありました。ただ、私、直接所有者とはその最初の段階ではお会いしてなくて、また、「民民の問題だから」というような発言もしておりませんので、それは答弁させていただきます。
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7 番
じゃあ、正確に言いますね。地元の農業委員さんが、地権者本人が幾ら役場に言ってもらちが明かないと。それで、当然、農業の問題ですから、地元の農業委員さんに担当課に行ってもらったと。観光産業課でしょう。ほんで、その農業委員さんが地権者に話した内容が、「民民」という言い方はちょっと間違ってました。「これは個人同士の話だ」って役場が言ってると。役場もいいかげんやって言って、それで終わったっていうんですね。まあまあ、言った言ってないの話を幾らしてもあれですけれども、いずれにしてもきちんと対応してないわけですよ。
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ほんで、今さっき西岡課長のほうから地権者の問題がいろいろあってと言うけども、さっきも言ったように、323番については、そのときは何の問題もなく、1人だけの人が地権者で、本人ももちろん存命。その本人さんが勝手に土入れられて困ってるって言ってんのを町は何もしなかった。水路まで崩されてるんですよ。323番と651番の土地の間には水路があるんです。これは相当以前に国のお金も入って整備された椹原の、要するに圃場整備の田んぼとかに水を送る水路にもなってます。その水路、今、暗渠に勝手にされてるんですよ。それの指導も何もしてないわけでしょう。
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24年当時何回かやったって言うけど、何も変わってない。逆に悪くなって、堂々と土入れてるじゃないですか。ほん最近まで。4月に県が調査入ってからですよ、ちょっととまってるのは。見て見ぬふりしてたんでしょう、知ってたということは。まず町がね、自分とこの、要するに町としての不誠実な態度、それから、法令遵守に対する認識の甘さ、この二つはきちんと反省すべきですよ。町長、どうですか、今、話を聞いてて。町に全く問題がないと思いますか。どうですか。
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観光産業課長
平成24年の5月から結果的には何もできてなかったっちゅうことなんですけども、その点については深くおわびします。これから事実確認を早急に行っていきまして、県と連携を図りながら、水路も含めまして土砂の撤去のほうに、改善のほうに向け指導していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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7 番
その言葉はいいけどね、4月のあれ、中ごろでしたか、県が調査に入ったの。
もうそれから2カ月たってるんですよ。地権者に事情聴取も何もしてないじゃないですか、県も。農業委員会は知ってるはずなんですよ、この問題については。なぜ知ってるのか。非農地証明の要求を農業委員会に出して却下されてるんです。もちろん御存じやと思います。ことしの1月。だから、そういうことも含めてね、法令遵守をきちんとするっていうのが、本来行政の役割じゃないですか。だから、余りにも怠慢無責任。個人の財産まで、要するに、町のそういういいかげんさがいろんな問題を生んでる。今後、これ、どういうふうに問題発展するかわかりませんけれども、そのことを肝に銘じて仕事していただかないと、ある意味ね、人間の、極端に言えば生死の問題にまでかかわることにつながるんですよ。だからね、単にね、そんな広くない農地にちょっと土が積まれてるから、まあええわみたいなことでほってるのか、そうかどっかから圧力があったのか。
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今の話ではそんなことはないと思いますけども。ほったらかしじゃないですか。行ったら、もうすぐわかるでしょう。あれ、フラットやったとこがもう、わあっとなってて、プラスチックの何ていうのかな、あのでこぼこになったやつを立てて、ほんで、横、木をたるき、ちょっと細いのはわして、あれ、ぼんと潰れたら町道、道ふさがるんですよ。そのとき車走ってたらどうなるんですか。
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ないとは言えませんよ。この前島根県の邑南町でたまたま落石に当たって亡くなった人がいるじゃないですか、車で走ってて。私も週1 回あそこ通ります。
そら怖いですよ、やっぱり。突然ばっとなればね。だからね、その辺も考えて、きちんとやっていただかないと。この問題については、もう系統的に取り上げていきますから。はっきり言って生ぬる過ぎるんで、きちんきちんと早目早目に手を打ってください。
ほんで、もう土入れてないんでしょうね。4月以降。そのことはどうですか。チェックしてますか、ちゃんと。
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観光産業課長
ことしの4 月以降、見る限りでは土は入ってないと思います。
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7 番
あと、同じこと何遍も言いませんけれども、要するに、被害を町が広げたんです。農地への不法な土砂投棄は651番の土地だけで済んでたのを323番まで広げた責任は町にあるんです。きちんと指導しなかったから。そこはね、やっぱり肝に銘じる必要ありますよ。町長、どう思いますか。今聞いてて、何もおっしゃらないけれども。議員が言うのは全部無茶な話ですか。どっかのビラに書いてましたけど。
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○ 町 長
法令厳守は当然のことであります。奈良県と連携しながら、厳正に対処してまいりたいと考えております。
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7 番
これは難癖ではありませんからね。事実に基づいて質問してます。私どもは町長が指摘するような難癖の質問とか反対討論とかは一切してませんから。何を書かれてもいいですけど、ちょっと下品ですよ。はっきり言っときます。
この問題については、後、きちんとやっていただくということを今、町長も厳正に対処するっておっしゃってるんで、ほかの仕事もいっぱいあって大変でしょうけども、早急に県とも、県のほうを町のほうからせっつくぐらいにやっていただくことをお願いして、この問題については、また9 月か1 2 月に質問しますので、そのときにはきちんと答弁できるようにお願いして、これで終わります。
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