米海軍:最新鋭潜水艦「サウスダコタ」就役!

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攻撃力・ステルス性など強化!
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攻撃力強化とコスト削減を両立!
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米海軍のバージニア級原子力攻撃潜水艦「サウスダコタ」(SSN-790)が2月2日、就役し、試運転の様子や最新設備の一端がYouTube動画などを通じて披露された。「サウスダコタ」は、「ブロックIII」(3世代目)」に属する17隻目のバージニア級で、敵に発見されにくいステルス性能および偵察能力、攻撃力の強化やコスト削減が図られた。同艦の配備は、潜水艦隊能力で追い上げてきている中国、ロシアへの強力な対抗策となる。
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「サウスダコタ」は、11番艦「ノースダコタ」から始まる「ブロックIII」(3世代目)のバージニア級の1隻で、2016年4月に起工、17年10月に進水した。全長377フィート(約115m)、全幅34フィート(約10m)、排水量7800トン。米海軍は、世界最大の70隻体制の潜水艦隊を擁し、弾道ミサイル潜水艦、攻撃潜水艦、巡航ミサイル潜水艦の3種類で構成されているが、バージニア級は攻撃潜水艦に分類される。
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就役式は、2月2日にコネチカット州・グロートン造船所で行われた。
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機密保持のため、「サウスダコタ」の詳細な性能は不明だが、米海軍公式ブログ『Navy Live』によれば、「ブロックIII」では、調達費用削減と性能アップを両立させるため、船体のおよそ20%が再設計されたという。特に艦首部分の設計変更が顕著で、トマホーク巡航ミサイルを発射する12本の「VLS」(垂直発射システム)を、2本の大径の「VPTs」(バージニア・ペイロード・チューブ)に置き換えた。
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この新システム「VPTs」は、公開された動画でも、2本の丸いドアによってはっきりと示されている(ポピュラー・メカニクス誌)。この扉の中には、それぞれ1本ずつ「MACs」と呼ばれる弾筒が収納される。各「MACs」には、トマホークミサイルが6発ずつ入る。従来の1発ずつ独立した「VLS」に比べ、コスト削減が達成されたという。
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敵地での偵察・攻撃任務などを担当する攻撃潜水艦は、遠洋の深海から沿岸地域まで、幅広い範囲で活動することが求められる。さらに、『Navy Live』は、「サウスダコタ」を9つの能力を持つ「マルチミッション潜水艦」と表現。その9つの能力とは、「対潜水艦戦闘」「対水上艦戦闘」「特殊部隊の輸送」「対地攻撃戦闘」「特殊戦闘」「情報収集」「救助活動」「偵察」「機雷戦闘」の各能力だ。
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現代の攻撃潜水艦には、これらのミッションを敵地で発見されずに行う隠密性も求められる。海軍報道官によれば、「サウスダコタ」には、動力の静粛性やステルス性を高める塗装など、隠密行動を可能にする「音響面の優位性」を高める対策が施されている。同時に、敵よりも遠くから相手を発見するため、艦首ソナーの改良などにより索敵能力の向上も図られている。
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特殊部隊の運搬も「サウスダコタ」に与えられた重要なミッションだ。魚雷室を開放することにより、フル装備の40名程度の海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の部隊を、秘密裏のうちに敵地に運ぶことができる。
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バージニア級は、「サウスダコタ」の次に就役を控える18番艦「デラウェア」を最後に、次世代の「ブロックIV」に移行する。軍事情報サイト『Warrior Maven』は、その次の「ブロックV」に入っていく2020年代までには、トマホークミサイルを現在の12発から40発に増やすなど、攻撃力の大幅強化が計画されているとしている。
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同サイトはさらに、この新しいミサイル発射管は、トマホーク以降の新型ミサイルにも対応するほか、無人水中機の運用なども検討されているとしている。こうした性能向上案は、実用化に向けて既にテストが繰り返されていると、同サイトは開発関係者の話として伝えている。
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「サウスダコタ」の名が冠された米軍艦はこれが3隻目。2隻目の戦艦「サウスダコタ」は、太平洋戦争で日本海軍と激戦を繰り広げた。
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