.
機能も集約!
.
.
国産空母の建造を進める中国の脅威や、北朝鮮、ロシアが仕掛けるサイバー攻撃などを念頭に、日本の防衛装備庁が、民間の先端技術の活用に向けた管理機能を4月1日から同庁の研究所「先進技術推進センター」に集約する。
.
大学や企業などに公募している先進的な基礎研究について、技術開発の進捗状況や研究成果を同庁内で共有し、防衛装備品の開発や実用化への移行を円滑にする狙いがある。先進技術推進センターに所属する約100人のうち、3分の1の所員が担当する。
.
想定される研究・技術分野は、盗聴やハッキングを不可能にする量子暗号技術や、人工知能(AI)を用いたサイバー攻撃に対する防御や被害拡大の防止技術などがある。
.
これまで民間研究との連絡や情報共有をとりまとめる部署がなく、改善が求められていた。同庁幹部は「外部との交流や積極的な活用をより実効的なものにして、連携強化につなげたい」と話している。
.
中国については、米政策研究機関の新米国安全保障センター(CNAS)が、人民解放軍の量子科学技術を用いた武器の高度化に強い懸念を示している。
.