電子入札システムで談合行為は可能か・第2回!

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業界内を調査してみると!
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1月8日に「電子入札システムで談合行為は可能か:読者質問!」という記事を書いて以来の2回目。
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ICカードを利用して、不正入札が行われているのか、行われているならどのような方法なのか、とりあえず着手したのは「宇治市」が災害に見舞われたとき、どのような民間業者と協定を結んでいるのかをチエックしてみた。宇治市の協定締結一覧表は5ページもあり、目的に合う業種は災害時の応急工事である。
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該当する項目は「応急工事等と応急対策」であり締結している民間業者は以下の通り。
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協定締結先
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上記の中で、一同建設協同組合(宇治市木幡)、京都UC会(NPO法人・宇治市木幡)、FPC京都(保険コンサルティング)、山城災害復旧協会(宇治市槙島)と調べたが、京都南部建設組合は任意団体なのか情報開示が見当たらない。
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京都南部建設組合をネットで調べると㈱田中創建(宇治市大久保)が出てくる。同社のホームページを見ていくと会社概要の末尾に加入団体として京都南部建設組合の名が記載されている。加入会社などは一切不明であるが、同社の主要取引先として、11社ほどが掲載されている。
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主要取引先
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情報収集している最中に、業者より宇治市周辺の建設業者などに㈱きのした(城陽市)の雇用問題のビラが多量に配布されたとの情報が寄せられ、その印刷物も送られてきた。

城陽市の㈱きのしたで「たすけあい労働組合」所属の運転手と同社の間で労働環境や賃金未払で争議が起きているという内容で、その争議のレポートが掲載のビラである。㈱きのしたをネットで検索すると争議内容のホームページで出てくる。このレポートが建設業者や役所などに多数配布されていた模様だ。
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本紙に送られてきた労組のレポートは25年7月1日第1号から第3号までの5枚。今回はそのうちの第1号を掲載するした。
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レポート内容についてたすけあい労組のHP、アドレスは
https://tasukeai-union.blog.jp/archives/9587086.htmlで読んでください。
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土木業界内で(株)きのしたは、京阪奈生コン(株)の系列会社であり、所属は宇治市にある「京都南部建設組合 理事長田中隆弘 田中創建社長 組合員48~65社」の1員であり田中創建のダンプ仕事を一手に引き受けている企業であることが分かった。
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内容を読んでみると雇用主の横暴さは今も昔もあまり変わらないように思う。
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生コン業界における輸送従事者の雇用トラブルは連帯の衰退と共にあまり表面化されなくなった。生コンミキサー車は生コン製造の各企業が所有し運転手のみ雇用するスタイルに変わってきた。
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そのような中、労働争議として㈱きのしたの雇用問題が取り上げられるのは業界の旧態然とした搾取体制が改善されていない表れかもしれない。
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宇治市と言えば、(株)京都現代建設、玉井建設㈱などが代表的な企業であると思うが、㈱田中創建も㈱淺沼組をバックに勢力を拡大している。
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㈱田中創建の重要なメンバーの一員のスキャンダルである。まして、業界や淺沼組、役所まで㈱きのしたの労働争議文書が送られたのだから㈱田中創建もたまったものではない。この文書のおかげで、守護神㈱淺沼組からきついお叱りを受けたというのである。
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続きは次回に