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市が新たに1業者と契約解除!
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損害賠償金1540万円!
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福岡県田川市が不適切な事務手続きを理由に業者選定のやり直しを表明していた家庭ごみの収集運搬業務を巡り、不燃物の委託先を新たに決める指名競争入札が行われ、市外の業者が約1億820万円(税抜き)で落札した。契約期間は12月から2030年3月末まで。
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市によると、入札は10月15日に行われ、前回(2021年)の選定に参加した業者のうち、市の業者名簿に登録している4業者を指名。うち2業者が辞退し、残る2業者のうち、金額が低かった市外の業者が落札した。予定価格や最低制限価格は現在も公表されていない。
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契約金額は、税込みで約1億1890万円。1か月あたりの費用は約228万円で、やり直す前に比べて約6万円低くなった。収集運搬車のメンテナンス料を市が負担するなど、入札条件の一部変更も影響した可能性があるという。
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田川市の村上卓哉市長
この業務では、村上卓哉市長が6月、前回の業者選定に基づく契約の解除を表明。地域やごみの種類で分けた3工区のうち、1工区(不燃ごみ)の委託先の業者が解約に応じ、市が解約金820万円を支払うと発表していた。
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福岡県田川市が不適切な手続きを理由に進めている家庭ごみ収集運搬業務の委託契約の解約交渉について、市は12月18日、新たに1業者との契約解除が決まったと発表した。解約で支払う損害賠償金は約1540万円となり、関連議案が同日、市議会で可決された。
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市によると、委託額などを点数化するプロポーザル方式で行った2021年の業者選定後、3業者と27年3月までの委託契約を締結。ところが、業者選定で整合性がない配点をするなどの不適切な手続きが確認されたと判断し、解約交渉を進めてきた。解約が決まるのは2業者目となる。
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市によると、今回解約する業者とは2026年3月末で契約を打ち切る。新たな委託先は年明けにも入札で決める方針で、委託期間は29年度末までになる見込み。
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