トランプ大統領:手に痣が・健康不安説を否定!

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体調悪化のうわさはフェイクと!
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右手の痣は握手のし過ぎと主治医の見解を発表!
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トランプ大統領のアザ:血液サラサラの副作用!
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トランプ米大統領は9月2日、自身の健康状態が悪化しているというソーシャルメディア上のうわさを「フェイク(偽)」と一蹴し、健康不安説を否定した。
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ホワイトハウスのレビット報道官は7月、トランプ大統領が足首のむくみと右手のあざのために医師の診察を受けたと明らかにし、足のむくみは「一般的な」慢性静脈不全によるもので、手のあざは頻繁に握手をしたためにできたという主治医の所見を発表した。
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トランプ大統領の、手の甲にあざがあるのが何度も確認されていた。
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レヴィット報道官は定例記者会見で、検査の結果、トランプ氏が「慢性静脈不全」と診断されたと明らかした。
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トランプ氏はあざに加えて、下腿部(ふくらはぎ・すね)のむくみも経験しているという。
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レヴィット氏は、トランプ氏の慢性静脈不全は「良性で珍しくない疾患」であり、特に70歳以上の人々に多く見られると説明。
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アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、「慢性静脈不全」は多くの場合、静脈弁の機能不全が原因で起きる。血液が正常に流れず、脚がむくみやすくなるという。
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ホワイトハウスは2月、手のあざはトランプ氏が「毎日何度も握手をしているからだ」と説明していた。今回も「頻繁な握手による軽い軟部組織の炎症と、心血管疾患予防の一環として服用しているアスピリンの使用によるもの」であると述べている。
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日本でも<60歳以上の動脈硬化リスクのある日本人を対象>とし、低用量アスピリンの心血管疾患一次予防として使用されている。
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「アスピリン」とはどのような薬か?
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アスピリンとは頭痛薬や解熱剤として一般的な薬であり、多くの人が一度は利用したことがあるでしょう。
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一般には高容量で用いると頭痛や生理痛、歯の痛みなどの痛み止めや、解熱薬としての効果を発揮します(商品名バファリンなど)。また、低用量(通常75mg程度)のアスピリンを長期間服用すると、血液の粘着性を低下させ、血栓の発達を抑制する作用が働きます。わかりやすく言えば血液サラサラと言われています。
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アスピリンの服用方法は
・高用量のアスピリンは、痛みを和らげるために服用します。症状が治まるまで服用を続け、服用の間隔は少なくとも4時間空ける必要があり、1日3~4回まで服用できます。
・低用量のアスピリンは血栓を予防するためのものなので、通常1日に1回、長期間にわたって服用します。

アスピリンの副作用では
・通常よりも、出血したり、あざができやすくなる(出血傾向)

アスピリンは血液をさらさらにしますが、逆に出血のリスクが高まるため注意が必要です。

トランプ大統領の手の痣は、右手でありお互いガシッと強く握ったとき、相手の親指が当たったところに皮下出血が起こり、本人が痛みも感じないので次々と握手し、範囲が広がります。最初は10円玉の大きさでも、最初は赤色~暗い紫/青色から緑色に変わり、1週間後くらいには黄色~茶色に変わり、分解された産物は体内に吸収され2週間から1か月くらいで消えます。がその途中で、皮下出血を伴う握手などを繰り返すと漏れた血液が止まらなくなり、大きな痣となり血小板減少症や血友病などになります。
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トランプ大統領の手の痣は、治りかけの時期だったのでしょう。
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高齢者になると、ぶつけた記憶がないのに、いつの間にかアザが出来ている場合があります。
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何故できるのでしょうか。
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・皮膚自体は破れない程度の力(鈍的な力)が加わり、皮下の血管を破裂させること。
・漏れ出た血液が周囲の組織に広がるのに十分な血圧があること。
・その出血が皮膚の表面近くで起こり、外から視認できること。
あざの色の変化は、漏れ出た血液中のヘモグロビンが分解されていく過程を反映したものです。
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痣ができるのは主に、日光に当たりやすい腕(特に前腕)や手の甲に見られ
、痛みや腫れもなく、治療をしなくても数週間で自然に消えますが、繰り返しできやすいという傾向があり、老人性紫斑は加齢による生理的な変化であり、それ自体が危険な病気ではないので、放っておいても自然に消えます。
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女性は男性に比べて皮膚が薄く、皮下脂肪の構造も異なり、血管壁の強度を保つコラーゲンや、血管を外部の衝撃から守る筋肉量が男性よりも少ない傾向があり、これらの要因が複合的に作用し、同じ程度の衝撃でも女性のほうが毛細血管が損傷しやすく、痣になりやすいと考えられています。
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サプリメントや薬、食生活が原因場合や、血液の病気の場合もあり、痣が頻繁に出たり、数が多かったり、だんだん痣が大きくなったり胸、腹、背中、顔にできたりと、普通の痣とは違うなと感じたら、医師の診断を受けるべきでしょう。
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