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町が第三者委員会設置!
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弁護士3人・費用約236万円を計上!
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吉野ヶ里町の男性職員が町長からのパワハラを訴えて死亡した問題で、町は第三者委員会を設置することになりました。
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吉野ヶ里町の財政協働課長だった男性(当時58)が2024年11月に死亡した経緯を巡り、臨時町議会は4月30日、町執行部から提出された第三者委員会設置の関連経費を盛り込んだ補正予算案を、全会一致で可決した。元課長が伊東健吾町長によるパワハラを訴えていた2018年から22年の三つの事案について調査する。
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吉野ヶ里町は30日臨時議会を開き、弁護士3人で構成する第三者委員会を設置する費用約236万円を計上した補正予算案を全会一致で可決しました。
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吉野ヶ里町によりますと、去年4月、町の当時の財政協働課長の男性は、伊東健吾町長からのパワハラを訴えた後に死亡しています。
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町の調査では「パワハラではない」と判断していたが、今後は第三者委員会で調査する。
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【伊東健吾町長】
「公正な立場で判断していただけると思っております。第三者委員会の力を借りないと落ち着かないと、終局はないと判断してお願いした所であります。」
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町によると、被害を訴えていたのは休職前まで財政協働課長を務めていた50代男性。2024年4月以降に病気休暇を経て休職していた。男性は病気休暇の前日に町長と別の課長と3人で打ち合わせをした際、「町長の意向に沿えないなら部署を換える」との趣旨を言われたことなど、2018年から3件のパワハラがあったと対応部署に訴えた。しかし、町はいずれもパワハラではないと結論づけていた。
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男性はうつ病を発症したとして公務災害を申請したが、昨年11月、副町長あてにメールを送った後に死亡。匿名の手紙を受け取った町区長会長が4月4日に議長に調査を要望した。21日には、町議会が町に第三者による調査を求めていた。
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町は事案を受けて1~2月、全職員約150人を対象に、過去3年間で上司や議員などからハラスメントを受けたり、見聞きしたりしたことがないかについて匿名のアンケートを行った。現在集計しており、町は5月16日に開かれる町議会全員協議会で結果を説明するという。
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