栃木市・栃木インター産業団地・分譲:2社が内定!

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投資額は平成以降で県内最大規模!
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栃木市の大川秀子市長は1月28日、臨時記者会見を開き、市が整備を進めている「栃木インター産業団地」の分譲に2社が内定したと発表した。
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栃木市が東北自動車道の栃木インターチェンジ近くの、吹上町と野中町に造成を進めている「栃木インター産業団地」の分譲に内定したのは、どちらも東京都に本社がある「NTTグローバルデータセンター」と「不二ラテックス」。2社とは24年度末に契約を締結する。
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「NTTグローバルデータセンター」は3区画、およそ13haを、29億8000万円あまりで取得しました。NTTグループ内の、インターネットのサーバーや通信機器などを集約し、人工知能・生成AIに対応したデータを貯蔵、運用するデータセンターを2棟整備。1棟目は2025年度に着工し、2028年度に完成予定で、2棟目は、その3年後の2031年に着工予定です。
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栃木市によりますとデータセンターの投資額は、およそ2500億円に上り平成以降では県内で最大規模という。今後、周辺街区も取得した場合は約8000億円に達し、国内最大級のDC集積地となる可能性がある。
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不二ラテックスは1区画、およそ1.2haを2億5000万円あまりで取得した。
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土地売買の契約は、2月に締結する予定。
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栃木市は両社で新たな雇用を、地元採用も含めおよそ110人を見込んでいるほか、固定資産税と都市計画税で年間およそ20億円の増収を見込んでいる。
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栃木インター産業団地は、栃木市が2021年から造成をはじめ、分譲面積は15.9ha、総事業費はおよそ34億5000万円。残りの3区画3ha分の第2期分譲は、2026年度に行う予定。
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栃木市は誘致企業に対し、企業立地奨励金を2026年度から、現在の3億円から10億円に上限を引き上げて交付することにしている。経済産業省の「半導体・デジタル産業戦略」関連事業者は分譲価格5%引きの優遇措置。NTTグローバルDCはA街区約4.5ha、B街区約6ha、C街区約2.5haを取得する。
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栃木市では、新たな雇用の創出、本市経済の活性化などを促進するため、栃木インター産業団地の分譲に向け、造成工事を進めている。
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当団地は、東北自動車道と北関東自動車の結節点である栃木インターチェンジに隣接し、東京圏をはじめ、全国主要都市へのアクセスが容易であることなど高速交通網の利便性も良く、立地条件が非常に優れている。また、大部分が開通した首都圏中央連絡自動車道(圏央道)により、関西方面とのアクセス性が大幅に向上した。さらに、地震等の災害が非常に少ない地域であるうえ、電力および通信インフラが複数系統引き込み可能であることから、安定した操業環境を提供できる。
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