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排水量2400トン!
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南西諸島の防衛の物資輸送に!
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内海造船瀬戸田工場で10月29日、防衛省が発注した輸送艦「にほんばれ」(基準排水量2400トン)の命名・進水式が行われた。
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鬼木防衛副大臣により支綱が断ち切られ、船台から海面へと滑りおりていく新型輸送艦「にほんばれ」。この艦は、主に陸上自衛隊の隊員によって運航される予定だ。
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艦は、部隊などの輸送を主任務とした輸送艦。乗員、便乗者を運送できるよう多層構造の居住区がある。
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長さ=約80m▽幅=約17m▽速力=約15ノット。
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10月29日、森下泰臣陸上幕僚長や小林弘樹中部方面総監など、陸上自衛隊の将官たちが列席するなか、「輸送艦」の進水式・命名式が行なわれた
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広島県と愛媛県のあいだ、芸予諸島に連なる生口島の内海造船瀬戸田工場にて、新型輸送艦の進水式・命名式は行なわれた。発表された艦名は「にほんばれ」。この艦は、陸上自衛隊の隊員を中心として、今年度末に新編される陸海共同部隊「自衛隊海上輸送群(仮称)」に配備される。そのため、式典列席者は陸上自衛隊幹部が多くを占めた。
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「自衛隊海上輸送群(仮称)」は、南西諸島の防衛のため、海を越えて部隊や物資を輸送するために新編される組織だ。現在、海上自衛隊が保有する輸送艦は「おおすみ」型3隻のみであり、自衛隊の海上輸送力は充分とは言えない(なお、民間との契約に基づいて、大型フェリー2隻も部隊輸送に活用されている)。とはいえ、現在の海上自衛隊には、新たな輸送艦部隊に人員を割ける余裕がなく、「陸上自衛隊員を中心とする輸送艦部隊」が設立されることになったのだ。
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海上輸送群には3種類の輸送艦艇が導入される。
・「小型級船舶」と呼ばれる基準排水量2400トン/全長80mの輸送艦
・「中型級船舶」と呼ばれる同3500トン/120mの輸送艦
・「機動舟艇」と呼ばれる、より小型で小回りの利く輸送艇
「にほんばれ」は小型級2400トン輸送艦の1番艦となる。数百トンの輸送能力があり、車両であれば十数両を搭載できるという。
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これら輸送艦/輸送艇は、既存の海上自衛隊輸送艦よりかなり小さい(「おおすみ」型は8900トン/178m)。これは、大型船を乗り入れることができない離島の小さな港湾にも接岸できるようにするためだ。また、「にほんばれ」型2400トン輸送艦は、砂浜に艦首を乗り上げて、物資を陸揚げする「ビーチング」能力もあり、港湾が無い島や、破壊されてしまった島にも補給が可能だ。
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同艦の乗員は約30名で、その大半を陸上自衛隊員が占めることになる。艦長も陸上自衛隊幹部が選ばれる可能性がある。
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2027年度までに合計10隻体制を目指す
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