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業務停止は1月18日まで!
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新規株式公開で初値つり上げ注文を受託!
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主幹事を務めた新規株式公開(IPO)銘柄の株価を操作したとして、金融庁はネット証券最大手のSBI証券に一定期間の一部業務停止命令を出す。新規上場企業の株購入を勧誘し受託する業務が対象。役員が株価操作を主導しており悪質性が高いと判断した。個人向けの株や投資信託のネット取引は停止命令の対象外。
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ネット証券大手のSBI証券が上場後の「初値」をつり上げるための注文と知りながら買い注文を受け付けていたとして、金融庁は金融商品取引法に基づいて一部の業務の停止を命じる。
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SBI証券は、2020年から2021年にかけて、IPO=新規株式公開を担当した3つの銘柄について、上場後の「初値」をつり上げるための注文と知りながら買い注文を受け付けていたとして証券取引等監視委員会が行政処分を行うよう金融庁に勧告していた。
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2020年12月から21年9月までの間に、新規上場株式の初値を公募価格以上に変動させるために、エクイティ・キャピタル・マーケット部の管掌常務取締役や執行役員と協議し、香港現地法人の社員やIFAビジネス部員を通じて、顧客に公募価格と同価格の指値での買付けを勧誘。結果、SBI証券は3銘柄合計225万6600株の買付注文を受託・執行し、相場を不自然に変動させたとしている。
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金融庁は、こうした行為は相場をゆがめる悪質なもので金融商品取引法に違反するとして、会社に対し新規上場企業の株式の売買を受託する業務を停止するよう命じる方針。
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業務の停止は1週間程度で、個人の投資家向けの売買などは対象とはならない見通し。
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