倉敷・最終処分場エイチビー㈱:ジェイHDの誤算!

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会社を食い物にする経営者!
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突き詰めるなら本当の経営者がいない!
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前回も書いたが、㈱ジェイホールディングス(ジェイHD)がなぜ新規事業として取り組むと大見えを切って「産廃事業に進出」したのか、なかなか理解できなかったが、ジェイHDの歴史を見ると、色々の仕事に手を出しその度に社長も挿げ替え、担当するための子会社を設立してきた。
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特に2016年、17年、18年、19年の不動産仕入れに問題があったようだ。それはこの不動産問題で、第三者委員会の設置を決議したことでもわかる。
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2019年12月期において1億8700万円の債務超過となり、上場廃止にかかる猶予期間(2020年1月1日から2020年12月31日)中に財務体質の改善、債務超過の解消に向け自己資本の充実もしなければならない。
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新たな業務執行体制のもと、2020年3月の株主総会で上野真司社長から現在の眞野定也社長に代わり進むわけだが、負の遺産は大きく、矢継ぎ早な体制変革には歪みも出てくる。
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体制も人事も変えながら会社が進む中で、産廃事業は魅力があったのであろう。
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岡山県倉敷の最終処分場で受入れる産廃の排出県は、近畿が中心である。単価も1m35000円以下が多く、㈱エイチビーの初代社長鎌田や新東京グループの吉野社長がどう説明しようが、実質受入数量が39,100m3であることを知っていていたなら、1億9000万円程度であり、3億2000万円も出して買う代物ではないはずだ。
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元を取るためだけの計算だと、入れる廃棄物量は64,000m3だ。ジェイHDが月間500m3の受入実績と言っているが、この処理場の受け入れ期間は5年間だ。この計算だと30,000m3しか入らないことになる。
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なぜ、採算にあわない処分場に手を出さなければならなかったのか、次回の記事からその辺を掲載する。
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