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大熊町図書館・民族伝承館 解体工事!
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東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域の特定復興再生拠点区域(復興拠点)の建物解体工事現場から鉄くずなどが無断で持ち出され売却されていた問題で、福島県警双葉署は10月25日、いずれも建設作業員で福島県いわき市の大御堂雄太(39)、高橋祐樹(38)、加瀬谷健一(40)、同県伊達市の渡辺友基(38)の4容疑者を窃盗容疑で逮捕した。
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逮捕容疑は5月25~27日に4回にわたって、福島県大熊町にある町図書館・民俗伝承館の解体工事現場から解体された鉄など約1万4558kg(時価約70万円)を盗んだとしている。
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同署は、4人とも「盗んだことは間違いない」と認めている。
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環境省広報室は「本省が発注する工事に関連し、逮捕者が出たことは遺憾だ。今後の警察、検察による捜査や取り調べに全面的に協力していく。また、外部有識者のご意見も踏まえ、再発防止の取り組みを進めていく」とコメントした。
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関係者によると、本来は現場から廃棄物を指定の仮置き場に持って行かなければならないのに、1日の作業が終わる夕方にトラックに鉄くずを積んで町内の別の場所に搬入。翌朝の作業開始前に町外の買い取り業者に持ち込んで売却する行為を繰り返していた。
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4人が所属していた1次下請け会社が7月、元請けの大手ゼネコン鹿島に報告し、鹿島が環境省と福島県警に連絡していた。
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環境省は10月13日、再発防止に向けた有識者検討会を設置。今後、他の現場でも無断持ち出しがないか調査するとともに、今年度中に再発防止策をまとめる方針を示している。
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環境省によると、無断で持ち出された鉄くずを追跡調査したものの、既に加工されて製品として出回っているとみられ、回収できなかった。ただ、同じ現場にあった鉄くずの放射能濃度を測定したところ、原子炉等規制法で廃棄物を再利用できる基準は下回っていたとしている。
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