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7月31日夜、東京・港区の地下の工事現場で30代の男性作業員が転落する事故があり、警視庁が当時の詳しい状況を調べているのだが、なぜ落ちたのか?、施工業者はどこなのか?、発表はない。
調べてみると、工事は国交省関東地方整備局が発注し、担当は東京国道事務所であった。
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国交省の説明文には、工事の内容は「地下鉄虎ノ門駅(銀座線)に直結し、広く歩きやすい快適な歩行者空間の創出のため、地下歩道を整備しています。地下歩道整備により、歩行者の安全性向上と地下鉄駅の利便性向上が期待できます。」とある。
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警視庁によりますと、7月31日午後9時半すぎ、港区虎ノ門で「地下の工事現場で作業員が20mくらい下に転落した」と作業員の男性から110番通報がありました。
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警察官が駆けつけると30代の男性作業員が倒れていて、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されたということです。
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当時、男性作業員は地下で1人で作業をしていて、何らかの原因で、さらに下の階層に転落したとみられています。
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愛宕署によると、男性作業員は31日午後9時ごろから同僚3人とともに、地下1階の現場で作業用に組んでいた足場の解体作業をしていたとみられる。地下1階には下の階につながる開口部があり、通常はベニヤ板が張られていたが、何らかの原因で男性作業員が開口部から落下したという。
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警視庁は1日実況見分を行い、当時の詳しい状況を調べるとともに、安全対策に問題がなかったかについても調べている。
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都市再生事業
虎ノ門地下歩道(交通結節点事業)
国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所
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虎ノ門地下歩道その2工事 – 2016年07月08日登録
国土交通省(MLIT) 関東地方整備局
工事場所:東京都千代田区霞ヶ関三丁目
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工事内容 工事延長 L=185m 開削土工
掘削工約:10,400m3、
埋戻し工:約2,600m3
地盤改良工:高圧噴射撹拌50本、薬液注入108本
現場打構築工
(地下歩道)コンクリート約1,200m3、鉄筋約240t
(駅施設室)コンクリート約1,700m3、鉄筋約250t
(東電洞道)コンクリート約270m3、鉄筋約40t
切廻し暫定通路工1式 構造物撤去1式 仮設工 止水壁工約470m2、路面覆工約1,800m2、覆工支持杭工29本、土留杭工72本、中間杭工27本、鋼矢板工178枚、土留工切梁・腹起し約460t、横矢板約300m2
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使用する主要な資機材 コンクリート 約
3,170m3、鉄筋 約530t、鋼材 約2,000t
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落札日(契約締結日)
2016.10.17
落札企業:西松建設株式会社
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継続工事
発注者名
国土交通省関東地方整備局(建設)
入札日 2021/04/01
工事件名 虎ノ門地下歩道その3工事
落札者
西松建設
発表日 2021/05/11
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工事場所
東京都千代田区霞が関三丁目
落札日(契約締結日)2021.03.25
落札企業:西松建設株式会社関東土木支社
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【随意契約 落札理由】
「虎ノ門地下歩道その2工事」(工期:平成28年10月~令和3年3月)は平成28年に3ヵ年国債にて契約し、国道1号虎ノ門交差点の路下約10mに地下歩道を整備するものである。
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当該箇所は、都道405号(外堀通り)と国道1号が交差しており、約3万台/日の交通を確保しながらの施工が必要である。また、東京メトロ虎ノ門駅の改札と接続するとともに大型ビルに隣接しており、約8万人/日の地下歩道利用者の安全な通行を確保しつつ、近接する地下鉄の運行に影響ない時間(1:00 ~ 4:00)で施工を行う必要があるなど、極めて制約が大きい現場である。
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また、地下鉄躯体や土留め・支保工などの仮設工に変状が発生した場合、地下鉄利用者(約11万人/日)へ影響を及ぼすことや沿道建物の損傷、道路の沈下等が生じる恐れがある。そのため、前工事において、各種計測機器(地下鉄躯体沈下計10基、土留壁傾斜計15台、切梁ひずみ計18台)を設置し、東京メトロ銀座線及び日比谷線の躯体の変位計測、並びに民間ビルに近接する仮設工の変位計測を24時間365日実施している特殊な現場である。
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さらに、周辺では再開発事業及び地下鉄新駅工事が施工中であり、工事規制帯が相互に干渉するため、関係機関等との協議、調整を日々行っている。 前工事では、掘削中に想定されていなかった大規模なコンクリート殻、I型鋼、不明管等の支障物が多数出現したことや関係機関等との施工調整により、工事進捗が遅れたため、工期内で躯体工を完成することが困難な状況である。
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本工事は、前工事に引き続き、地下鉄躯体並びに仮設工の変位計測を常時行いながら、掘削、既設通路撤去、躯体コンクリート打設を行うものである。地下鉄躯体及び沿道建物等への影響を発生させずに施工の安全生を確保するためには、土砂掘削、コンクリート躯体構築、地盤改良等に伴う土圧や仮設物の変位等の計測結果を踏まえた仮設物の補強の要否及び補強方法等に関する施工者固有の判断に基づく施工計画を適切に実施する必要がある。
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また、地下構造物等の構築に必要な仮設工や各種計測機器は前工事にて設置済のため、前工事の施工者が施工を行った場合、工期の確保、経費の増大の抑制が見込める等有利と認められることから、随意契約を行うものである。
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継続工事
発注者名
国土交通省関東地方整備局(建設)
入札日 2022/04/27
工事件名:R3虎ノ門地下歩道その4工事
落札者 西松建設
発表日 2022/04/28
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入札結果
落札会社西松建設(株)
落札金額656,100,000円
入札日2022/04/21
契約日2022/04/27
登録日2022/04/28
予定価格656,200,000円
随意契約
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継続工事は今後も西松建設が請け負うことになる。
長期契約になると、元請も、名義人も、2次・3次下請けも工事慣れとなるのか、些細なミスで死亡事故が起きるものだ。
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この現場の周囲を左回りで見てみると、目につかないところに工事標識が出ていた。
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