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部品破損で納期・約2カ月遅れ!
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リフトファンがテストで破損!
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大分空港(大分県国東市)と大分市の西大分地区を結ぶホーバークラフト運航計画で、県は6月6日、製造中に重要部品が損傷したため、納期が約2カ月遅れると発表した。2024年3月を目指していた開業時期が遅れる可能性がある。
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損傷したのは、船体を浮上させるために羽根が回転するリフトファン。船体の左右両側に計4基を取り付ける設計だが、うち1基の動作を確認していた際、試験台への固定が甘く、外れて破損した。ファン自体が特注品のため、作り直すには約2カ月かかるという。
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このため、1隻目の納期が7月20日から約2カ月、2隻目は10月12日から約1カ月ずれ込む見通し。3隻目の24年1月18日に変更はないという。
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納期の遅れに伴い、当初8月下旬から開始予定だった操縦士の訓練を10月に延期。操縦士1人当たり計140時間の訓練を計画するが、3隻の運航に必要な操縦士の育成も不透明となり、開業時期の見通しも立たなくなっている。
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6日の定例記者会見で、佐藤樹一郎知事は「(24年4月にJRが観光客を誘致する)デスティネーションキャンペーンに合わせて運航できた方がいいが、安全が第一。安全を損なってまで拙速に開業することはできない」と話し、開業を遅らせる可能性も示唆した。
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