NTT・精華町にデータセンター:25年度に運用開始!

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北に向かって2筋目に「Colt京阪奈DC」がオープンし、NTTは2年後にデータセンターをオープンする。DX化を含め、ただいま各企業もクラウドでの利用が旺盛な最中で、携帯による利用拡大が見込まれるとともに、東南海地震対策にもDC建設が見込まれる。
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NTTは22年9月29日、関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)内にデータセンター(DC)を新設すると発表した。総投資額は400億円で2025年度にサービスを始める。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しデータ流通量の増加が続くなか、関西圏で旺盛なDCの需要を取り込む。
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名称は「京阪奈データセンター(仮称)」。京都府精華町にある同社の研究施設に隣接する敷地に新設する。電力容量は30メガワットで、同社では国内最大規模という。4階建てで1万900㎡のサーバー室(4,800ラック)を備え、2025年度下半期に稼働する。
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海抜94mの平地で地震などの災害リスクが低く、企業の事業継続にも貢献できるとみる。大阪、京都、奈良の中心部からいずれも車で5時間以内で光技術を活用した次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」の商用化に向けたサービス開発の拠点としても活用する。
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NTTは2022年7月に、東京大手町の本社機能を群馬県高崎市と京都市に分散する方針を固めたと発表。データセンターの建設も、首都圏のバックアップ機能という側面もありそうだ。
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