石見銀山の橋・柵腐食:持たれた女性が4m落下し・死亡!

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2021年4月・市が腐食確認し周囲にコーン設置したまま放置!
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島根県大田市は3月8日、同市大森町の羅漢町橋で、観光客の女性がもたれかかった木製の柵が壊れ、約4m下の銀山川に転落したと発表した。大田署によると、女性は愛知県北名古屋市の田上やすえさん(68)で、搬送先の病院で死亡が確認された。
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大田市によると、田上さんはツアー客として近くの世界遺産・石見銀山遺跡を訪れ、同日午後3時半頃、柵にもたれかかったという。破損箇所は市が2021年4月に腐食を確認しており、周囲にコーンを設置した状態で放置していた。
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大田市や大田署によると、防護柵は横約3m、高さ約0.8mで、橋の欄干とほぼ直角に位置し、2009年に設置した。市は21年4月に住民から知らされて腐食を確認後、注意喚起のコーンを置き、柱と柵にロープをくくり付けて対応してきた。23年度内に修繕する予定だった。
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行政の多くは、事故が起きてから色々と言い訳をする。ロープに、「もたれるな危険」というプラスチック板1枚でも設置する余裕もなかったのか。橋を渡り切ったところに同じように川に下る階段のきわにはスチールの防護柵が設置してある。同じ時期に作った木製の柵なのだろう。これも住民からの柵が危険だと知らせがあったから工事したのであろう。言われればやるが、役所自ら点検しないのが役所らしい所業だ。
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同市大森町は石見銀山遺跡の中心地。羅漢町橋は石見銀山公園から約100mにあり、多くの観光客が訪れる。
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現場は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、石造のアーチ橋の羅漢町橋は人気撮影スポットの一つ。大森町内は景観維持のため、防護柵など木製の道路付属物が他地域より多いという。市土木課の青戸将典課長は「早期に対応する」と話した。
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会見には、楫野市長と市幹部らが出席。建設部の尾田英夫部長は、道路などを含め同様に修繕が必要な危険箇所が年間600件以上見つかるとし、事故があった柵について「不特定多数が訪れる観光地という認識がなく、限られた予算の中で優先順位を低くしていた」と説明した。事故現場では4月中に金属性の柵を設置するとしている。
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建設部の尾田英夫部長の言葉に違和感を感じる。石見銀山という観光資源を抱えているこの周辺は、死亡事故が起きた橋の奥へ向かっていくと100m先には公園もあり、五百羅漢の寺もある。
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市は事故の翌日から、全市道の防護柵や手すりなどについて、緊急点検とともに修繕の優先順位の見直しに着手。これまでに、橋桁や欄干の腐食を確認していた同市大森町内にある二つの木橋について、危険と判断し、15日から全面通行止めにしているという。
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googleで道路添いを眺めても、落石注意とか観光の看板など雑多にあるが、観光客用の案内看板や注意看板はあまり見受けられない。道路・観光に対する行政サービスがみられないということは、観光客に対するサービスもないのだろう。
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