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世界のパワーバランスに重大な意味!
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日本政府・極超音速迎撃29年度から!
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<ミサイル防空能力を強化>
11月07、政府は、中国やロシアが開発を進める極超音速滑空兵器に対処するため、陸上自衛隊の地対空ミサイル「03式中距離地対空誘導弾」を改修する方針を固めた。現行のミサイル防衛網では迎撃が困難とされ、「2029年度までの量産開始」を目指す。防衛力強化の柱とする7分野のうち「総合ミサイル防空能力」向上の一環で、外交・安全保障政策の長期指針「国家安全保障戦略」など3文書改定に反映させる。
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改修は極超音速兵器の飛行経路の予測や、追尾する性能を向上させるのが目的。早ければ23年度に着手し、誘導弾を発射するソフトウエアの更新を26年度までに実施する。
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<イラン:超音速弾道ミサイルの開発と製作に成功と発表>
『フランス24チャンネル』によると、イランは中東で最も進歩した弾道ミサイルの開発、整備を行ってきたが、11月10日イラン革命防衛軍は、超音速弾道ミサイルの製作に成功したと発表。
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この超音速ミサイルは、6000km/h の速度で移動できるという。極超音速ミサイルは、核弾頭の搭載や音速の5倍以上での飛行が可能。イラン革命防衛軍は「この弾道ミサイルは対空防衛システムに対抗でき、あらゆる対ミサイル防衛システムをかいくぐることができる。そのため今後10年間は、この弾道ミサイルに対抗できる技術は打ち立てられないだろう。」と豪語した。さらに、「このミサイルは敵の対ミサイルシステムを攻撃目標としている点でこの分野の大きな飛躍を意味している。」と語った。
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超音速ミサイルは、高速度と使いやすさの理由でレーダーの概念に挑戦することになった。
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多くの国で超音速ミサイル開発を試みており、ロシア、北朝鮮さらに米国が2021年に超音速ミサイルのテストを行ったことを発表し、これを取り巻く新たな軍事力競争の激化が懸念される。
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ロシアは、超音速ミサイル分野で多くのタイプを保有し、優位に立っているという。 ロシアは2022年の8月、NATO加盟各国に囲まれたロシアの飛び地、カリーニングラード市に最新の超音速ミサイルを装備した戦闘機を配備したと発表している。ロシアは、飛び地でのウクライナ戦争によりNATO加盟諸国との緊張状態が増していることを超音速ミサイル装備の理由に挙げている。
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<もしロシアが入手したなら、ウクライナの戦局に影響が>
イランの兵器が世界の力関係を変える?
「あらゆるミサイル防衛を突破できる極超音速弾道ミサイルの開発に成功した」11月10日、イラン革命防衛隊航空宇宙部隊のアミール・アリ・ハジザデ司令官はそう表明し、これを迎撃するシステムの開発には数十年かかるだろうと語った。
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核弾頭も搭載可能なこのミサイルは、大気圏の内外を音速の5倍以上で飛行し、敵のミサイル防衛システムも標的にできる。軌道が複雑で、迎撃は極めて難しいとされる。
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「アメリカが開発に苦戦するなか、突如としてイランが第1号を開発した」と、英ロンドン大学キングズ・カレッジのマリーナ・ミロン特別研究員は言う。「中東だけでなく世界全体のパワーバランスにとって重大な意味がある」
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イランは11月初めに、自国製の自爆型無人機(ドローン)をロシアに供与していたことを認めたばかりだ。仮にロシアがイラン製の極超音速弾道ミサイルを安価で入手できれば、ウクライナ戦争の行方にも影響を及ぼしかねない。
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日本の対応は後手、後手ばかりで、29年まで量産するという「改良型03式中距離地対空誘導弾」は北朝鮮や中国のミサイルの何%に有効なのか疑問だ。
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