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引責辞職の中村格氏と同期入庁!
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安倍晋三元首相(67)が銃撃されて死亡した事件を受け、事実上の引責辞職を表明した警察庁の中村格長官(59)の後任となる第30代警察庁長官に、露木康浩次長(59)が昇格する人事が8月26日の閣議で承認された。入庁は中村氏と同じ1986年で、同期入庁者が続いて長官に就任するのは初めて。30日付で発令される。
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露木氏は刑事畑を長く歩み、警察庁暴力団対策課長や刑事企画課長、警視庁刑事部長などを歴任した。露木氏は安倍晋三・元首相銃撃事件に関する警察庁の警護検証・見直しチームのトップを務めた。
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中村氏は2021年9月に長官に就任し、2022年4月には重大なサイバー攻撃などを捜査する専門部隊「サイバー特別捜査隊」を新設するなどした。銃撃事件の検証報告書を公表した今月25日に「人心を一新する」として辞職を表明していた。
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後任の警察庁次長には緒方禎己生活安全局長(59)が就く。警備部門トップの桜沢健一警備局長(59)も辞職し、後任に長官官房付兼警備局付の原和也・前埼玉県警本部長(55)を充てる。
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露木康浩
京大法卒。86年警察庁入庁。警視庁刑事部長、警察庁刑事局長、官房長などを経て21年9月から次長。銃撃事件では、奈良市の現場を確認するなどし、25日に公表された検証結果のとりまとめに当たった。大阪府出身。
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