事を急いで仕損じた岸田氏:支持率向上狙ったはずが裏目に!

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各人が点検報告とした旧統一教会問題!
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リーダーシップを投げ出し・逆に強まった無責任体質!
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8月10日発足した第2次岸田改造内閣と自民党新執行部人事で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題の記事がエスカレートする一方だ。もともと決断力の鈍い岸田首相が奈良で議員の応援演説中に旧統一教会の信者の息子の凶弾に倒れ、元首相の死を国葬とすることで、人事刷新の主導権と世論の批判をかわす狙いが、思惑と違いこの旧統一教会の影響が内閣・政府の半数以上に及び支持率は下がり始め、国葬も国民の半分が反対という結果が出ている。
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閣僚候補の旧統一教会にどうかかわったかという身体検査を個々人の申告に委ねるという判断はどこから出たのだろうか。岸田首相の判断が大きな批判を招き、野党をも巻き込み臨時国会でも野党の攻撃を一身に受ける格好だ。
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改造前日の9日岸田首相は、「自ら(関係を)点検し、厳正に見直すことが新閣僚、党役員においても前提となる」。首相は記者会見でこう言い切り、個々人が教団との関係を事前申告し、教団との「決別内容」を聞いた上で任命したはずだが、何を聞いたのか。議員も本音を語らず、口先だけで胡麻化していることが次々とマスコミに暴露され、渋々と認めだした。
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党四役でも、経済産業相から転じた萩生田光一政調会長は、先の参院選東京選挙区の候補者だった生稲晃子氏(現参院議員)と共に6月、教団施設を訪れていたが、事実関係を認めたのは8月17日発売の週刊新潮が報じた後だった。選挙の支援要請が目的だったとみられる点でも問題は根深く、党内から「閣僚であれば進退問題だ」(ベテラン)との声が漏れる。
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首相自身、教団との関係を断ち切ると宣言すれば、事態が沈静化すると踏んでいた節がある。しかし、改造の表明から実施までの期間が短かすぎ、教団とつながりの深い候補者を洗い出す「身体検査」が徹底できなかったのは事実だ。
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教団と接点を持つ自民党議員があまりに多く、「どこで線を引くか分からなかったのではないか」(党関係者)との見方もある。実際、今回入閣した高市早苗経済安全保障担当相は、改造前日に教団との関係を首相に伝えたが、任命方針は変わらなかったという。
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首相は8月21日で夏休みを終えて公務に復帰する。野党が早期の臨時国会開催を求める中、政府・与党内で10月上旬に召集する案が浮上している。9月27日に予定されている安倍晋三元首相の国葬を終え、9月下旬に米ニューヨークでの国連総会に出席する予定でもあり時間稼ぎをすることで、野党追及の矛先をかわしたいのが本音だ。
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立民の泉健太代表は8月19日の記者会見で「政務三役に旧統一教会と関係のある人物が多過ぎて、首相は批判から逃れたいという思いを持っているのではないか」と指摘。政府・与党が早期召集要求に応じないことを織り込み、批判を強める構えだ。
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野党は「旧統一教会内閣」(立憲民主党の泉健太代表)と徹底追及の構えは変えず、内閣も、新型コロナウイルス感染拡大や物価高、ウクライナ・台湾情勢など課題が山積する中、岸田首相はテキパキと処理も出来ず、無能内閣のレッテルが貼られそうだ。
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