県南振興局庁舎設計:2015年・新長崎県立図書館と同じ構図!

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落札は佐藤総合計画とINTERMEDIA JV!
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審査委員長は林一馬 長崎総合科学大学名誉教授!
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2015年6月14日に設計業者による技術提案の公開プレゼンテーションが実施された「県立・大村市立一体型図書館(仮称)」の設計業務のおけるプロポーザル審査で、最優秀提案者に「佐藤総合計画・INTERMEDIA特定建設関連業務委託共同企業体」が選出されたと発表された。
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(株)佐藤総合計画(本社:東京都墨田区)は、2016年度末に開館を予定している高知県と高知市の統合図書館において、設計、監理に携わっており、長崎県と大村市の統合図書館となる新・長崎県立図書館でもその経験が活かされることが期待される。(株)INTERMEDIA(本社:長崎県島原市)は、長崎港松が枝国際ターミナルの意匠設計を行っており、同建物は、2011年に「第17回 長崎都市景観賞」の「大きな建物部門」に選ばれている。
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公開プレゼンテーションとヒアリングを踏まえて行われた審査委員会(委員長:林一馬 長崎総合科学大学名誉教授)は、「屋外空間の配置も適切に考えられ、また、外観的には、周辺環境に溶け込むよう配置されるなど、新しい図書館の設計を行うに十分な能力を備えていると判断された」などと講評している。最優秀提案者に選ばれた2社の共同企業体は、審査に応募した6者に対して行われた同年2月の1次審査でも1位に選ばれていた。
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大村市に建設された新長崎県立図書館(名称はミライon図書館)は2019年10月に県立・市立一体型図書館としてオープンした。
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この図書館の設計について、所管の長崎県教育委員会生涯学習課 新県立図書館整備室は、新図書館の整備計画に関連する他図書館視察の実施などについて、「プロポーザル審査の期間中なのでお答えできない」とコメント。
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応募所も2者JVで6組が応募し、5組が二次審査に進んだが、この時点でもメンバーが漏れ出ていない。設計内容もどの程度のレベルのイメージなのかは判然としていなかったが、関係者によると、複数の県担当者が2014年2月、従来の図書館のイメージを一新した近代的なデザインが光る山梨県立図書館(12年11月開館)を視察したという。この図書館の設計は(株)久米設計(本社:東京都江東区)だ。同社は、長崎県島原市の雲仙岳災害記念館(施工:奥村組・谷川建設・三青)や、長崎市の長崎原爆資料館(施工:大林組・大日本土木・谷川建設・西津建設・カギヤマ建設)を設計。少なくとも同社レベルのデザインが採用される可能性は高い。
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ただ見逃せないのは、審査委員長の人間関係であろう。そういう意味からいえば、㈱INTERMEDIAの代表者は審査委員長と同じ長崎総合科学大学の卒業生である。
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このことは、今回の「長崎県南振興局庁舎設計プロポ」のやり方でも踏襲しており、次回は十分検討する必要があろう。柳の下にドジョウが二匹いた。
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つづく