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市は周辺4か所を検査・異常なし!
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造成時・カドミウム汚染再生土を使用!
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富山市は企業団地の敷地内で、建設残土の一部から最大濃度で環境基準の2倍のヒ素が検出されたと発表した。
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市によると、4月18日、富山市西本郷企業団地(同市婦中町西本郷)の企業が、敷地購入のため敷地内に積まれている建設残土の有害性を調べた所、最大濃度で環境基準の2倍にあたる1リットルあたり0.02mmgのヒ素が検出されたという。
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富山市は、現場から半径250m以内の4カ所と、そのほか8カ所の水質を検査した結果、ヒ素は検出されず周辺の地下水への影響はなく、健康被害も報告されていないという。
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西本郷企業団地にはヒ素を扱う工場などは入居しておらず、2005年の造成時に「カドミ汚染田」の再生処理土が使われていた。
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富山市は、どのような経緯でヒ素が入ったかは分かっておらず、自然由来の可能性もあるとしている。残土の5カ所を検査したところ、3カ所で環境基準を上回り、最大で基準値の2倍だった。処理する残土は最大約5000m3という。
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富山市では、6月議会定例会におよそ2億円の汚染土処理費用の補正予算案を提出し、7月中下旬から8月にかけて汚染土を最終処分場に運ぶ予定。
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団地は2005年に分譲を開始し、医薬品製造や食品卸など14社が入居している。
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