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泡が発生し消えるまで・・・「歴史は繰り返す」のか!
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三井住友建設は、総合建設会社の「準大手ゼネコン」に分類され、競合する会社としては長谷工コーポレーション(2021年3月期売上高8,094億円)、戸田建設(同5,071億円)、五洋建設(同高4,710億円)、西松建設(同高3,362億円)が挙げられる。
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22年3月期の準大手ゼネコンの決算予想は、五洋建設、前田建設工業、三井住友建設、熊谷組の4社が減収減益。長谷工コーポレーションと戸田建設の2社は増収増益。西松建設は減収増益。東急建設は増収したが、純益は赤字。
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手持ちの工事量は過去最高水準という状態で21年新年度に入ったゼネコンも、忙しいが儲からない年度で終わりそうだ。再開発や超高層タワマンを受注すれば、3~4年はかかるが、利益率はすこぶる悪い。200億円~500億円と聞こえは良いが、70億円~100億円程度の施工の方が確実に利益をはじき出せる。
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三井建設は森ビル発注の「虎ノ門・麻布台プロジェクト B-1」で受注額推定560億円だが206億円の損失を計上する。2022年3月期第2四半期実績では経常利益は1赤字52億4500万円、純利益も阿09億6500万円の赤字。
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西松建設は2019年3月6日完成した「シティタワー恵比寿・発注、住友不動産」の内装工事など施工不備で90億円の特別損失を計上した。
。2022年3月期第2四半期実績では経常利益は107億1200万円、純利益は75億6500万円。
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ちなみに、同規模のゼネコンのを利益覗いてみた。
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熊谷組
2022年3月期第2四半期実績では経常利益は274億円、純利益は62億5900万円。
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戸田建設
2022年3月期第2四半期実績では経常利益は107億円、純利益は75億4300万円。
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五洋建設
2022年3月期第2四半期実績では経常利益は116億5000万円、純利益は84億500万円。
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今の建設業界、売上競争と有名案件の受注にのめり込んでいる。単に営業マンの努力で取れているのだろうか。
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来週からは、別な角度からデータを追ってみる。
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