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決算発表は延期！
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大手旅行会社のエイチ・アイ・エスは子会社2社で「GoToトラベル」を巡り給付.金の不正受給が疑われる取引が見つかったと明らかにしました。
問題の取引が見つかったのはHISの子会社で「ジャパンホリデートラベル」と「ミキ・ツーリスト」の2社です。
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「ＧoToトラベル」は、利用者が宿泊するとクーポン券と給付金とあわせて、宿泊料金の最大半額分が国から補助される仕組み。
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今回、HISは2社の子会社で、宿泊の実態がないにもかかわらず、宿泊したと申請して、「GoToトラベル」の給付金を受け取っていたと発表した。
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政府の観光支援策「GoToトラベル」を巡り、宿泊の実態がないにもかかわらず、本来は対象とならない給付金を不正に受け取っていた疑いがあるということです。
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2社から報告を受けたHISは12月8日、外部の弁護士らによる調査委員会を設置しました。
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HISはこの問題を受けて13日に予定している2021年10月期決算の発表を延期すると発表。
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HISは11月2日、第三者割当増資と新株予約権の発行で、最大215億円を調達すると発表した。第三者割当増資はアジア系投資ファンドに、新株予約権は同ファンドと澤田秀雄会長に対して割り当てる。
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HISは2020年も第三者割当増資を香港のファンド、新株予約権を同ファンドと澤田会長が引き受ける形で222億円を調達。ほかにも三井住友銀行などと330億円のコミットメントライン（融資枠）を締結するなど、精力的に資金調達を進めてきた。
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9月1日には、2020年入居の神谷町（港区）本社を324億円で三井住友ファイナンス＆リースの子会社に売却した。
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10月30日に発表した2021年10月期の通期業績予想も売上高1250億円、最終赤字530億円と厳しいもの。
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今回の調達で一定程度の資本増強は出来たであろうが、海外旅行の明確な復活が見通せない間は視界不良のままであり、新たなオミクロン株の出現で旅行がまた落ち込むのか、インフルエンザに変換する変異株で収まるのか。しばらくは我慢の経営が続きそうだ。
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