西武HD:子会社「西武建設」を売却!

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財務悪化で事業再編加速!
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西武ホールディングスは報道を否定!
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西武ホールディングス(HD)は傘下で住宅建築などを手がける西武建設(埼玉県所沢市)を売却する。売却額は400億円程度とみられる。在宅勤務の広がりや外出自粛などで鉄道やホテル利用は想定より回復が遅れている。
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西武HDはコロナ禍で主力の鉄道事業やホテル・レジャー事業が苦戦しており、子会社の売却で財務状況を改善する考えだ。
非中核事業や資産を売却する動きが続きそうだ。
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子会社の西武建設はホテル関連の建設や土木工事などを手がける。2021年3月期の売上高は686億円、純利益は24億円と黒字を確保しているが、本体との相乗効果が低いと判断した。3月末時点の純資産額は417億円。


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西武HDは5月に公表した中期経営計画で、資産や事業の売却を進める方針を示した。傘下のプリンスホテルは建物などを1000億円程度で売却し、運営に特化する予定にしている。
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報道に対し、同社は同日、「当社または西武建設が発表したものではなく、現時点で決定した事実もございません」とコメントしている。報道先行に対し否定しているが、親会社自身が資産売却に走っている最中。

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西武ホールディングスは2021年2月25日、21年3月期の連結純損益が800億円の赤字になる見通しだと発表した。赤字幅は従来予想(630億円)から拡大し、過去最大。新型コロナウイルス感染拡大を受け、ホテル事業で損失を計上する。
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観光需要の低迷による宿泊客などの大幅な減少により、ホテルなどの収益性が低下。さらに傘下の近江鉄道の関連施設の減損処理もあり、180億円の特別損失を追加計上する。
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西武HDの2021年3月期連結決算は、最終損益が723億円の赤字(前期は46億円の黒字)だった。
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