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霜ケ原高橋補修工事の入札!
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町長「あるまじき行為と深くおわび」!
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滋賀県多賀町発注の土木工事の指名競争入札をめぐり、予定価格に近い金額を業者に漏らしたとして、県警は9月16日、官製談合防止法違反などの疑いで、同町地域整備課課長補佐、辻徳治容疑者(48)を逮捕し、公競売入札妨害の疑いで、工事を落札した同町内の土木建築会社「多賀組」の元社長、菅居育生容疑者(70)も逮捕した。県警はいずれの認否も明らかにしていない。
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滋賀県多賀町発注の土木工事の入札を巡り、官製談合防止法違反などの疑いで、町地域整備課の課長補佐・辻徳治容疑者(48)が逮捕された事件を受け、久保久良町長は9月17日会見し、「公務員としてあるまじき行為。住民に深くおわびし、信頼回復に努めたい」と謝罪した。近く、第三者委員会を立ち上げて再発防止策を検討する方針を示した。
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町によると、課長補佐は短大を卒業後、1998年、技術職として入庁。2002年から同課に所属し、水道業務の設計担当を経て、19年4月から道路・橋りょうの設計を担当している。予定価格(落札できる上限価格)を漏らしたとされる「霜ケ原高橋補修工事」は台風被害に伴う橋の土台の補修工事。予定価格は男が積算し、町長や小菅俊二副町長ら計5人が知っていたという。
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逮捕容疑は、3月23日に行われた「霜ケ原高橋補修工事」の指名競争入札で、同町の土木建築会社「多賀組」元社長に、予定価格(1812万円)に近い金額を教え、同社に1770万円で落札させた疑い。
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課長補佐は今9月6日から有給休暇を使って休んでいたという。小菅副町長は「勤務態度はまじめで不審な点には気付かなかった」と話した。
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滋賀県警捜査2課の捜査員らは17日午前10時過ぎから捜査員約30人等で町役場を家宅捜索。課長補佐が勤務する地域整備課や総務課など数カ所に入った。
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また、県警は、官製談合防止法違反などの疑いで、課長補佐を、公契約関係競売入札妨害の疑いで、工事を落札した「多賀組」(多賀町多賀)の元社 菅居育生容疑者(70)を送検した。
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両容疑者を送検した。多賀組は過去にも同課の工事を落札していたといい、詳しい経緯を調べている。
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