舞鶴市スポーツ協会:架空議事録で理事登記!

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欠席者も「参加」したことに!
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京都府の一般財団法人舞鶴市スポーツ協会が評議員会の架空の議事録を作り、京都地方法務局に出していた。市や評議員らに5月21日までに報告した。
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一般財団法人舞鶴市スポーツ協会(内藤行雄会長)が2020年8月、評議員会を開催したかのように装い、議事録をねつ造して京都地方法務局に提出し、新しい理事・監事を登記していたことが5月20日、毎日新聞の取材でわかった。内藤会長は「やってもいない会議をやったとうそをつき、うその報告をしてしまった」と事実関係を全面的に認めた。
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内藤行雄会長によると、2020年6月19日に開いた評議員会は評議員29人中5人が出席。18人から委任状が出ていたため、理事・監事の変更を決め、京都地方法務局に届け出た。だが、「委任状による会議は成立しない」と認められなかった。
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7月に役員で対応を協議。「新型コロナウイルス感染拡大の中で開いても出席者数を増やすのは難しい」と判断した。その後、8月18日に舞鶴文化公園体育館で評議員会を開いたことにし、6月に出席した5人と委任状を出した18人の計23人が参加したとの議事録で法務局に新理事らの登記を済ませたという。
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内部からの指摘で法務局に連絡し、「書類の内容に誤りがなく、不利益を被る人がいないなら既に受理、登記されており訂正の必要はない」と回答があったという。内藤会長は「前回改選時には委任状でも出席と認められていた。当時は思いつかなかったが、現在は書面での決議を導入している」と釈明した。
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上から目線で話す首長が多い中、舞鶴市長の言葉は正に最たるものだろう。
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舞鶴市の多々見良三市長は5月27日の定例記者会見で、市スポーツ協会(内藤行雄会長)の「議事録捏造」問題に関する毎日新聞の質問に対し、「毎日新聞だけが書いているテーマであり後日、個別に対応する」と述べた。協会は市の指定管理団体で、既に市長に報告書も提出していることから、重ねての質問に「(協会の)内部の問題。手続きを誤った。会長は真摯に謝り、今後は正しいやり方でやると言っている」と答えた。
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