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検査結果通知まで80分以内!
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川崎重工と臨床検査機器・試薬大手のシスメックス株式会社との合弁会社である株式会社メディカロイドは、新型コロナウイルス感染症の再拡大に備え、ロボットと医療双方のノウハウを持つ同社ができる社会貢献として、自動PCR検査ロボットシステムなどの開発・社会実装の検証を進めている。
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検体をつかんでしっかりセット。13本のロボットアームを装備した全自動のPCR検査システムで、1基で一日に最大2500件と、大量の検査が可能。
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感染リスクがともなう工程をロボットで無人化/自動化し、医療従事者の安全を守るとともに、検体受付から病院との連携による検査結果通知までを短時間(80分以内)で実施する。
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また本サービスは、検査システムを40フィートコンテナにパッケージ化(1コンテナ当たりの処理能力:2,000検体/16時間)できるため、多くの人が集まる場所に簡単に移動できるとともに、台数を増減することにより、検査所要数に応じた柔軟な対応が可能。
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さらに本システムは、汎用ロボットを利用しているため工程変更が容易なことから、インフルエンザなどの各種の感染症にも応用することが可能です。
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愛知県の藤田医科大で使われているほか、京都大学でも近く運用が始まります。
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開発した川崎重工などは2022年3月までに全国で50基の導入を計画している。
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厚生労働省によりますと、全国の検査数は現在、一日あたりおおむね8万件から10万件だが、全国で導入されれば一日12万件の検査能力を確保できるという。
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神戸市は、自動でPCR検査ができるロボットを7月から活用すると発表した。神戸市は医療機器メーカーシスメックスと連携し、高齢者施設の入所者などへのPCR検査を1日300検体ほど行っています。
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神戸市の医療ロボット会社メディカロイドなどが開発した「自動PCR検査ロボット」は、検体が届いてからPCR検査を行うまでの全ての作業を自動で行い、1日で最大1500検体を検査することができます。
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これにより、検査を行う人の負担を減らすことができるほか、これまでより最大5倍のPCR検査ができるようになるという。
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神戸市は、今年7月からこのロボットを用いたPCR検査の運用を始めるとしていて、「市立病院などでの導入も今後検討したい」としています。
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