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外部からの選定委員5人中、4人が辞任!
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理由公表されず!
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大成建設が落札だったのか!
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1954年に建設された大阪府岸和田市役所の旧館。老朽化が進み、耐震性も不安視されている。
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この市庁舎の建て替えの場所については選定時点から揉めており、新庁舎建て替えに暗雲が漂い始めた。
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大阪府岸和田市は12月18日、新庁舎建設の業者を選ぶ選定委員会の外部有識者5人のうち4人から辞任届が出されたと、市議会庁舎建設特別委員会で明らかにした。異例の事態に市議が説明を求めたが、市側は拒み、審議が紛糾した。
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辞任したのは、委員長だった仲隆介・京都工芸繊維大学教授や副委員長だった川崎雅史・京都大学大学院教授ら4人。
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市は庁舎が老朽化していることから、3月に新庁舎整備基本計画を策定。4月、外部有識者5人と副市長からなる「市新庁舎設計及び施工事業者選定委員会」を設置し、設計から施工まで一括発注する「公募型プロポーザル方式」による設計業者の選定を実施した。事業費は約127億円で、2029年1月までの工事完了を想定していた。
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市によると、すでに1次審査は終了し、3社が選考を通過。12月月4日に2次審査を予定していたが、前日の3日に審査のタイムスケジュールを変更する必要が出たため、委員と協議したが、了解が得られず中止に。その後、9~15日に4人から辞任届が郵送されたという。辞任の原因は何であったのか。
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特別委では、市議から「外部委員と市の間で信頼関係を崩す出来事があったのでは」などの質問が出たが、寒川成志総務部長は、審査への影響を理由に、「公表できる時期が来れば可能な範囲で説明する」と述べるにとどまった。プロポーザルの審査に残った3社のうち、2社が失格となった。市当局は、その理由を「2社の社員が名刺を持ってあいさつ回りをしていた。審査委員に接触しようとした」と見做した。市の担当課と審査委員は同格ならそれも言えるが、あり得ない話しを結び付け、特定ゼネコンに決めようとした姑息な手段に審査委員4名が反発したということ。6人の審査委員のうち2名は市の役人。
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市は新たに技術系の市幹部職員2人を選定委員に選び、業者選定を進める方針。国の「市町村役場機能緊急保全事業」に基づく事業債を受けるためには、今年度末までに実施設計に着手する必要があるという。
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【設計及び施工事業者選定委員会の委員構成】
・赤松佳珠子
(株)シーラカンスアンドアソシエイツ代表取締役(建築家)、法政大学デザイン工学部 教授
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・川﨑 雅史 京都大学大学院工学研究科 教授
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・竹山 聖 (株)設計組織アモルフ(建築家)
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・仲 隆介 京都工芸繊維大学デザイン・建築学系 教授
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・橋爪 紳也
大阪府立大学 研究推進機構特別教授・観光産業戦略研究所長
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堤 勇二 岸和田市副市長
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岸和田市の発表
【12月4日の選定委員会開催を中止とした経緯について】
去る12月4日(金曜日)に開催予定でありました岸和田市新庁舎設計及び施工事業者選定委員会及び公開プレゼンテーションは、すでにお知らせの通り、急遽中止とさせていただきました。
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新市庁舎の計画を楽しみにし、また公開プレゼンテーションへの参加を予定しておられた市民や関係者の皆様には、急な決定となりましたことを誠に申し訳なく思っております。改めましてお詫びを申し上げますとともに、当該選定委員会を中止とした経緯について、概略をご説明申し上げます。
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本プロポーザルについては、去る9月15日に1次審査として選定委員会を開催し、応募のあった複数事業者の提案内容について、市、選定委員会ともに相互の確認範囲に基づき、素晴らしい内容を有するものであることを確認いたしました。
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その後、12月4日に2次審査として選定委員会を実施する予定としておりましたが、開催予定日の前日である12月3日、市は選定委員会に対し、当初予定していた審査当日のタイムスケジュールを急遽大幅に変更しなければならなくなった事由が発生したこと、また、変更したタイムスケジュールで審査を行っていただきたいという要請を行い、選定委員とも協議を行いましたが、中止とせざるを得ない結果となりました。
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現在、今後の選定委員会の運営に関して、市と選定委員会において鋭意協議を行っているところです。
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なお、ご説明できる範囲については今後の審議に影響する恐れがありますので、現時点でこの内容以上のことをお伝えすることができませんが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
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市民や関係者の皆様にはご心配とご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありませんが、どうぞご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。
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岸和田市長 永野 耕平
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