奈良・香芝市官製談合事件:全員が疑惑否定!

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ごみ収集めぐり談合か!
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香芝市議宅など捜索!
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香芝市・「不正はなかった」!
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奈良県香芝市発注のごみ収集事業の入札をめぐり、受注した廃棄物処理会社(同市)に事前に情報を漏らした疑いがあるとして、大阪地検特捜部は7月14日、官製談合防止法違反容疑で、同社や香芝市議の自宅など関係先を家宅捜索し、強制捜査に乗り出した。特捜部は押収資料を分析するなどして解明を進める。
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事業をめぐっては、形だけの入札で事前に契約先が決まっていたとして、市民らが公金支出差し止めを求めて提訴。一審奈良地裁に続き、二審大阪高裁も2月、訴えを認めて契約を無効とする判決を言い渡しており、市側が上告中。
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判決によると、市は2016年、提案内容を含めて審査する指名型プロポーザル方式で入札を行い、6社が参加。廃棄物処理会社「AMカンパニー」が落札し、月約370万円の委託料で契約した。同社の経営には、市議と関わりのあるとみられる元市職員らが関与しているという。
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業務を受注した「AMカンパニー」が入札の半年以上前から収集車の準備などを進めていたことがわかった。官製談合防止法違反などの疑いで大阪地検特捜部の捜索を受けたごみ収集業者・AMカンパニーは、2016年に市が入札を行ったごみ収集委託業務を受注したが、これは違法な契約だとして香芝市を相手に住民訴訟が起こされ、大阪高裁は判決でAMカンパニーが入札の半年以上前からごみ収集車を2台準備していたと認定した。
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大阪高裁は「選定前から内定していた。適正な審査が行われたとは言えない」として契約を無効と判断している。
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香芝市・福岡憲宏市長は「委託業務開始までの日程が短かったのではないかと思っています」とコメント。
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大阪地検特捜部は業者や市の関係者などからも任意で事情を聴くとともに市に資料の提出を求めるなど、裏付けを進めている。
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香芝市は7月15日、同市が平成28年に指名型プロポーザル方式で発注したごみ収集の委託業務を巡り、市幹部らが同市の廃棄物処理会社「AMカンパニー」に入札情報を漏らした疑いが強まったとして、大阪地検特捜部が官製談合防止法違反などの疑いで関係先を家宅捜索したことを受けて会見を開いた。福岡憲宏市長は事態に遺憾の意を示し、捜査への協力を明言したが、市関係者からは過去の聞き取り調査で不正が確認できなかったことや、業者選定が当時の状況に沿って行われたことなどが説明されるにとどまった。
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会見で福岡市長は「市行政として遺憾に思う。昨日、大阪地検から捜査依頼があった。全面的に協力する」と言明した。
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【香芝市 福岡憲宏市長】
「市民の皆様方には大変ご迷惑かけているのは事実でございます。私としては職員をしっかり信じたい」
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4年前、香芝市が行ったごみ収集事業者の選定を巡り入札の前に情報が漏れた疑いがあるとしてごみ収集事業を委託されている廃棄物処理会社「AMカンパニー」や、香芝市議会議員の自宅などを大阪地検特捜部が家宅捜索しました。AMカンパニーは入札の前から市が指定するデザインのごみ収集車を販売店に事前に注文するなど受注を前提に準備していたことが分かっています。
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この入札を巡り住民が香芝市に対して起こした裁判では1審2審ともに市とAMカンパニーの契約を無効とする判決が出ています。しかし、市は内部調査を行いましたが、不正は見つからなかったということです。
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【香芝市 上平健二総務部長】
「調査対象者、全てが”不当な事務手続きは等は無かった”という回答を明確に記憶しています」
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