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森友や加計問題より大きいのか河井の選挙違反!
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第二次安倍政権発足以来、ことある毎に「安倍首相のピンチ」「安倍政権いつ倒れるか」と書かれてきた。
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それでも、倒れず今でも首相官邸で執務を取っている。選挙違反を起こした河井克行案里夫妻。任命権責任はあるというが、それはカタチ上のこと。各省庁の大臣に政権方針に沿うよう伝え、後は任命された大臣が実務をこなすわけだが、不勉強大臣でもある程度やっていけるのは省幹部が忖度し、大臣が失敗しないよう補佐しているだけのこと。
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各省庁の大臣が、国会で野党の追及を受けているとき、省庁の幹部が大臣にメモを渡したり、耳打ちしたりと実に忙しい。
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ピンチと言われながら長期政権として維持できたのは、菅官房長官やお仲間の政治家そして内閣府の補佐官連中のおかげだ。安倍首相のステータスを維持できたのは経産省の役人らのおかげでもある。
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安倍政権は菅官房長官が絶大な権限を手中に収め、各省庁に睨みをきかせてきたのも事実である。コロナウイルス処理で安倍首相が本気で先頭に立ったら、言うこと・やること全てが後手後手となり、国民の不評不満が一気に安倍首相に向かってきた。安倍首相が菅頼りを止めたトタンに「経産省出身者がドジを踏み始め、やること成すこと失敗の連続」となってしまった。
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軽い神輿だったはずが、色気を出して担ぎ手を自ら選んだ挙げ句の失敗だ。こういうときは何をやってもケチが付く。それを見た党内の議員も浮き足立ち、政権の浮沈問題とも取られている。追い打ちをかけたのが河井議員夫妻の選挙違反。総力を挙げさせたのが菅であり、容認したのが二階だ。安倍首相は筋書きに乗っただけ。
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ただ、安倍政権の浮揚に今井尚哉補佐官、長谷川榮一補佐官などに下駄を預けて大丈夫なのか。政界狸の麻生、二階が赤坂料理屋で密談を交わした。安部4選を口にした二階が、次の政権でも裏ボスを狙っている。ポスト安部に感心が移るなか、誰がキャスティングポートを握るのか、、、。
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安倍首相が首相の座に連綿と座り続けるのか、その場合は首相専権事項である解散権を行使しないと言うことだ。いつが止め時なのか、1年先送りとなった来年のオリンピック前か、後か。衆院議員の任期満了は来年10月。来年9月には自民党総裁選がある。崖っ縁の政権が選挙を勝てる保証はないが、7月、8月とコロナ発生数が落ち着き、外国人観光客も限定的でも戻ってくるなら、風向きも変わってくる。
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