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機体の最終組み立て作業は2021年に完了!
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軍の近代化を進めるロシアは、同国初のステルス戦略爆撃機「PAK DA」の試作機製造を開始した。
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タス通信が報じた防衛産業の情報筋の話によると、国営の統一航空機製造会社(UAC)が製造計画の監督に当たり、同計画向けの資材が輸送され、操縦室部分の作業が開始した。この情報筋は報道の中で「機体の最終組み立て作業は2021年に完了する」との見通しを示した。
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ロシア当局は計画の詳細をほとんど公表しておらず、アレクセイ・クリボルチコ副国防相が昨年、UAC傘下の航空機製造企業ツポレフが統括していると述べるにとどまっている。UACの広報担当者はAFPに対し、この報道についてのコメントを控えるとした。ツポレフもコメントを求める取材に応じていない。
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これまでの報道によると、PAK DAは米ステルス爆撃機に似た全翼機の設計を特徴とし、亜音速で飛行、戦略的巡航ミサイルと極超音速兵器を搭載するという。
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ボリソフ副国防相は「我々は、2025年から2026年頃に初飛行ができると期待している。シリーズ生産は、2028年から2029年頃に始められるだろう」と述べた。
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最新鋭爆撃機は、ツポレフ95やツポレフ160といった戦略爆撃機に代わるものとなり、離陸重量は100トン以上、行動半径は約6000kmを誇る見込みだ。機体には、長距離超音速ミサイルを含めた兵器が装備される。
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PAKDAに搭載されるミサイルは、人工知能を搭載し交通状況やレーダーの環境を分析し目標にどれだけ速く、どの方向に、どの高度を取るか決定し飛行する。
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