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天馬ベトナム・2500万円提供!
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東京地検に自主申告!
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名誉会長は解任!
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新聞やnetなどで大きく取り上げられているので大まかなことはご存じでしょう。
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プラスチック製品の製造を手掛ける東証1部上場の「天馬」(東京)のベトナム子会社が2017年と19年、税務調査を担当した現地公務員に計約2500万円相当の現金を渡したことを、東京地検に自主申告したことが5月11日、分かった。外国公務員への贈賄を禁じた不正競争防止法に抵触する可能性がある。同社が設置した第三者委員会が調査していた。
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天馬本社によるとベトナム子会社「天馬ベトナム」は17年6月、現地の税関局から約17億9千万円相当の追徴金の支払いが必要だと伝えられた。子会社は「調整金」として約1千万円相当を調査リーダーに現地通貨で渡した。19年8月にも約1500万円相当の現金を提供した。
現金提供は追徴税の減額を求める狙いがあった。
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第三者委が4月にまとめた報告書によると、海外子会社が17年6月、現地の税関局による調査を受けた。調査チームは金型の輸入販売が付加価値税の支払い対象になるとして、17億9千万円相当の追徴金の支払いが必要になると指摘したという。
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子会社は税関局職員に調整金として現金を支払うことで、追徴金を減額しようと計画。天馬の経営企画部長や藤野兼人社長もこの方針を了承し、同月末に調査チームのリーダー側に1千万円相当の現金を提供した。この結果、調査による指摘事項はなくなった。
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また19年8月には、同国の税務局が子会社の法人税を調査。8900万円の追徴課税が発生する見込みと指摘し、調査チームのリーダーが子会社側に現金の提供を求めたという。子会社は天馬の経営企画部長の了承を経て、リーダー側に1500万円相当の現金を提供した。追徴課税額は最終的に約260万円相当に減ったという。
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天馬は1949年、「太洋商事」として創業。家庭用収納ケース「Fits」などを販売している。19年3月期の連結売上高は847億円。
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外国公務員への贈賄事件は続発している。18年7月にはタイの発電所建設を巡り現地公務員に賄賂を渡したとして、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の元取締役らが不正競争防止法違反罪で東京地検特捜部に起訴された。同事件では司法取引が初適用され、取引で合意した法人の起訴は見送られた。
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この不祥事について、天馬㈱は第三者委員会の報告書は大変長い文書なので、次回に譲り、今回は天馬㈱のお知らせから「3月23日 名誉会長解任」「5月1日 代取の退任」の2つを掲載する。
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同日発表の「再発防止策の策定PDF版」