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趣味用ドローンとは根本的に違う!
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ドローンの主目的はゲリラとテロ!
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2019年9月にサウジアラビア東部のアブカイクとクライスの石油施設が巡航ミサイルとドローンの攻撃を受けて炎上した。攻撃用として使われたドローンは、イランが開発した新型の三角翼タイプが使われたが、遠隔操縦されたわけではなく、あらかじめ入力されたプログラムどおりに飛行し、標的に突入した。サウジ攻撃の際のドローンの使われ方は、巡航ミサイルと何ら変わるところがないと言える。巡航ミサイルとドローンの両方が使われたものの、長射程の巡航ミサイルがあるなら、何もわざわざドローンまで使う必要はなかった。
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遠隔操縦するドローンでないことだけは事実だ。通じ用攻撃なら、ミサイルのほうが破壊力が大きい。ドローンはプロペラ推進で低速のものが多いので、仮に飛行中に発見された場合、撃ち落とされやすい。
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プロペラ式が多いドローンは、ジェット・エンジン推進の巡航ミサイルよりかなり安く、1発あたり数千万円から億円単位の価格となる巡航ミサイルに比べ、自爆用ドローンの多くは、数十万円から数百万円。なかには1000万円以上のものもあるが、テロリストでも手に入れやすい価格だ。
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攻撃型ドローン開発はアメリカが先行し、「X-47B」の空母への自動離発着や空中給油まで実現させたが、資金的な問題で現在、開発を中断している。他方、ロシアは2019年8月、無人ステルス攻撃機「S-70オホートニクB」の初試験飛行を成功させている。
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軍事用ドローンの進化はもともと「操縦者が死なない」ための無人化が出発点だったが、これからは、人間対人間の戦いでなく、無人機対ロボットということになるのかもしれない。
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<世界の軍事用ドローン>
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●S70 オホートニクB(ロシア)
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ロシア初の大型無人攻撃機。ロシア初の本格的大型ステルス無人攻撃機。ロシアが保有する兵器の中で最強かつ最速クラスのドローンになると評価されている。重量約20t。飛行速度は最高時速1000㎞。8月に機体の映像が公開されたが価格などを含め詳細は不明
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●スカイボーグ(アメリカ)
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AI搭載の最強ドローン。アメリカ空軍が開発を進めている人工知能(AI)搭載型の最新の大型軍事用ドローン。’23年までに偵察など限定的な任務で試作機の導入を予定。まさに未来型のロボット戦闘機。開発費や一台あたりの単価は不明
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●アバビール3(イラン)
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テロ組織も活用する激安無人機。イラン製の軍事用ドローン。サウジの石油施設を攻撃したフーシ派も本機を使用したとされている。撃墜した米軍無人機を参考にして造られたとされる。固定翼タイプのドローンで時速200㎞、最大飛行可能距離100㎞。一機の値段は約160万円
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●CH-4(中国)
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中東各国で人気の高いドローン。’14年に中国で開発されたドローン。全長9m、最高速度250km/h、最高飛行高度7200m、最長連続飛行は約30時間。一台あたりの価格はおよそ7億5000万円。パキスタンやイラクなど中東各国や東南アジアの正規軍も購入している
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●北朝鮮ドローン(機種名不詳)
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韓国を標的にすでに配備。韓国では’14年と’17年に北朝鮮から飛来した偵察用ドローンが墜落・捕獲されている(積載カメラはニコンとソニー製)。最近、韓国大統領府を標的にしたハト形ドローンの存在も明らかになったばかり。金正恩はドローン部隊を創設したとも
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●ヘロンTP(イスラエル)
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各国の軍で採用される人気機種。ヘロンシリーズはイスラエルの国営企業IAIが開発する無人偵察機。このヘロンTPは性能を向上させたタイプで、昨年ドイツ軍が導入を正式に発表。他タイプは韓国軍にも納入され、世界的に人気の高い機種だ。一機の値段は約11億円
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