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富山市職員ら再逮捕!
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富山市発注工事を巡る官製談合事件で、公競売入札妨害罪で起訴された同市の「大田建設」の社長大田清夫被告(61)らが、同社の事務所内に現金を置き、官製談合防止法違反罪で起訴された同市主査椙本好信被告(45)に持ち去らせるなどして工事受注の謝礼を渡していたとみられることが5日、捜査関係者への取材で分かった。受け渡しの時期が契約締結の直後だったことも判明した。
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県警は、市職員と社長らが便宜の見返りという認識を持ちながら、金銭授受が発覚しないよう巧妙に不正を繰り返していたとみて、6日にも収賄容疑で市職員、贈賄容疑で社長らをそれぞれ再逮捕する方針。
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この事件では、官製談合防止法違反の罪で富山市土木事務所建設課主査、椙本(すぎもと)好信被告(45)、公競売入札妨害の罪で大田建設(同市中番・大山)社長、大田清夫被告(61)と妻で同社役員、由美子被告(61)がそれぞれ逮捕、起訴されている。
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起訴状によると、椙本被告は2018年5~12月、市発注の道路修繕工事をはじめ計3件の随意契約で大田清夫、由美子の両被告に予定価格を漏らし、同社に受注させたとされる。
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捜査関係者によると、これまでの調べに椙本被告らは「複数回、金銭の授受があった」と供述。県警は同被告が受け取ったのは数十万円とみている。現金授受の具体的な方法が明らかになるのは初めて。
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