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センター方式の供用開始は何故1月に!
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長崎市各校の給食の委託業務は、令和3年7月である。当然、新センターは9月供用開始になるのが1番効率的だ。前回も書いたが、それを無視し、令和4年1月にする根拠がどこにあるのか。
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工事を完成させ、試運転・要員訓練に適するのは春休み、夏休みを利用するのが順当であり、各地の教育委員会も夏休み以降の9月の2学期始業式に合わせ給食開始とする。
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設計、建築期間等は、これから入札するのだから、どうにでもなるはずだ。多分、教育委員会は「9月の2学期初めから供用」としていたはずだ。変更するなら、令和4年の新学期とするのが普通なのに、なぜ、1月10日からなのか。
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教育委員会は、東亜建設工業と東洋食品グループに落札させたい。というところから、東洋と相談し、現行委託業務期間終了後の翌年1月が最良と衆議一致したことであろう。
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委託業者が7月に業務が終了し9月に供用開始なら、東洋食品以外のグループが落札する可能性が出てくる。東洋食品にとって新規進出地域で
要員募集から訓練までは自信がない。業務委託の最中に、給食要員の引抜は商売仁義にもとる。
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業務委託終了前に、各社に対し、12月20日ころまでの業務延長の随意契約を申し出るだろう。そうなると、このPFIは泥にまみれた給食センターということになる。
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<各地の給食センターの供用開始日を抜書きし>
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千葉県浦安市給食センター
同グループは契約後、設計に入り、工事は11年6月末日までに完了させる。その後、11年8月末日までを準備期間とし、同年9月から維持管理・運営を行う。
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福岡第1給食センター(仮称)整備運営事業
・開業準備期間 平成26 年8月1日~平成26 年8月末
なお、事業者の提案により開業準備期間を1カ月以上確保することも可能とする。
・供用開始日 平成26 年9月1日
・維持管理・運営期間 平成26 年9月1日~平成41 年3月末
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福岡第2給食センター整備運営事業
・開業準備期間 平成28 年7月中旬~平成28 年8月末日
・供用開始日 平成28 年9月1日
・維持管理・運営期間 平成28 年9月1日~平成43 年3月末日
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福岡第3給食センター整備運営事業
・開業準備期間 2020 年7月中旬~ 2020 年8月下旬
・供用開始日 2020 年8月下旬
・維持管理・運営期間 2020 年8月下旬~ 2035 年3月末日
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千葉市新港学校給食センター整備事業
① 施設整備 平成20 年10 月から平成22 年6 月までの21 か月間
② 開業準備 平成22 年7 月から平成22 年9 月までの3 か月間
③ 事業運営 平成22 年10 月から平成37 年9 月までの15 年間
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狭山市立第一学校給食センター更新事業
(2) 設計・建設期間 事業契約締結日~平成21 年6 月末日
(3) 運用開始日 平成21 年9 月1日
(4) 維持管理期間 本施設等引渡し日~平成36年3月末日
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<東洋食品と東亜建設工業が組んだ給食センターもある>
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茂原市学校給食センター再整備等事業に係る落札者の決定について
東洋食品グループ
・代表企業 株式会社東洋食品
・構成員 東亜建設工業株式会社 千葉支店
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川崎市南部学校給食センター整備等事業
代表企業 株式会社東洋食品
東亜建設工業株式会社 横浜支店
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PFIとか、総合評価などは「民間談合より質が悪い」入札だ。
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