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砕石業者の汚泥現場から600m下流!
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雨畑川左岸にミキサー洗浄汚泥を投棄!
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山梨県早川町の雨畑川で産業廃棄物の汚泥が野積みされた現場の上流で今度は廃棄物とみられるコンクリートが新たに見つかりました。県は廃棄物処理法に抵触するとみて調査をはじめました。
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県によるとコンクリートが投棄されているのは早川町の雨畑川で雨畑ダムから数百m下流の左岸。
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県が7月11日、現場を確認したところ川の横に砂がかぶせられた状態の固まったコンクリートがあったという。
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この現場は早川町の採石業者が管理しており、現場から600m下流ではこの採石業者(ニッケイ工業)が野積みした産業廃棄物の汚泥について県が指導し6月、撤去させたいきさつがあったが、この業者はコンクリートを作っていない。
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県では今回の投棄が廃棄物処理法に抵触するとみていて誰がどのように現場に持ってきたのかこの業者に話を聞くなど詳しく調べることにしている。
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関係者によると、投棄されていたのは工事現場などで余った「残コン」と呼ばれているもので、砂利がかぶせられていた。5月に近くの雨畑川でニッケイ工業による汚泥(ヘドロ)の投棄が発覚した前後に同社側がカムフラージュしたという。同県は現在までにヘドロ投棄については刑事告発していない。
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静岡、山梨両県を結ぶ中部横断自動車道の工事が盛んだった、少なくとも5~6年前から不法投棄は継続し、総量は数千トン以上に及ぶとの指摘もある。
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早川町を流れる雨畑川の河川敷に、産業廃棄物を不法投棄したとして、山梨県は、10月15日、甲府市の業者ら3社に撤去の行政指導を行った。この問題は早川町の雨畑川の左岸に積み上げられた土砂からコンクリートとみられる塊が見つかったもの。
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県の調査結果、甲府市の生コンクリート製造会社がミキサー車を洗浄した後に排出した汚泥を2015年からことし4月までに600回、投棄していたことが分かった。県によると、投棄には南部町の運送会社と都内の砂利製造会社も関与していた。
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県は15日、廃棄物処理法に抵触するとして、10月23日までに撤去計画書を提出し、速やかに撤去するよう3社に勧告した。
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専門家によると生コンは強アルカリを示す上、六価クロムなどの有害物質も含まれていて、一部は濁りとなって海にも流出したとみられる。濁りとサクラエビの不漁の関係は明らかになっていない。
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なお、山梨県と静岡県が行っている付近の水質調査では特に異常な値は出ていないということです。
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