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防衛省が住民説明会・10月着工!
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防衛省が、日本の人工衛星の運用を妨害する中国の衛星破壊兵器や宇宙ごみ(スペースデブリ)を監視する航空自衛隊初の専用レーダーを山口県山陽小野田市に配備する。宇宙監視システムの設計費として44億円を計上しており、35年度からの運用を目指す。
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防衛省中国四国防衛局は、山口県山陽小野田市に設置する方針の宇宙空間を常時監視するレーダーについて、来月から土地の造成工事を始めると明らかにした。同市内で開いた地元住民向けの説明会で述べた。
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レーダーを配備するのは、赤道上空3万6千キロを1日で周回し、見かけ上は常に空の同じ場所に位置している静止軌道帯の通信衛星などの周辺を監視することに適しているためだ。山口県は東経131度で、赤道上の同110度から160度にかけて多い静止軌道帯の衛星を監視しやすい。「日本宇宙フォーラム」(東京都)がデブリなどを監視している光学望遠鏡も経度が近い岡山県に設置されている。
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説明会には住民ら約40人が参加した。レーダーの設置予定地は海上自衛隊山陽受信所の跡地。防衛省の担当者は、2020年3月ごろまでに土地の造成工事を終えた上で、直径15~40mのパラボラアンテナを数基設置し、令和5年度から運用を始めたいと説明した。防衛省が宇宙監視システムのレーダー整備を計画する山陽小野田市埴生の海上自衛隊山陽受信所跡地で9月13日、敷地造成の準備工事が始まった。
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参加した住民からは「レーダーの電磁波が人体に影響を与えるのではないか」と懸念する声が上がった。
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防衛省は、急速に増加するスペースデブリ(宇宙ごみ)が日本の人工衛星に衝突するのを避けたり、他国の不審な人工衛星を監視したりするためレーダーが必要だとしている。
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2年度予算の概算要求では、宇宙空間の常時監視を主任務とする「宇宙作戦隊」の新設を盛り込む。
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先進レーダ衛星(ALOS-4)は、日本が継続的に開発してきた観測装置であるLバンド合成開口レーダ「PALSAR-3」により、地表を観測する人工衛星です。前号機の「だいち2号」(ALOS-2)の観測性能をさらに向上させ、高分解能と広域観測を両立した世界最高性能のレーダ衛星を目指して、プライムメーカの三菱電機(株)とともに、開発が進められている。
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レーダによる観測は、光学センサとは異なり、太陽光を必要としないので、夜間であっても地上を撮像することが可能なうえ、レーダが観測に使う電波は雲を透過するため、天候の影響も受けない。先進レーダ衛星は、これらの長所を活かして、災害状況の把握や、森林観測、海氷監視などを行う。また、インフラ変位モニタリングのような新分野での実用化も目指す。
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防衛装備庁は2019年8月30日発表の「宇宙 を含む広域常続型警戒 監視」に以下の文がある。
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警戒監視及び宇宙に関する我が国の取組において示された、警戒監視及び宇宙に関する我が国の方針は以下のとおりである。
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警戒監視については、「全ての領域における能力を活用して、我が国周辺において広域にわたり常時継続的な情報収集・警戒・監視・偵察(ISR )活動を行う」とされており、平時からグレーゾーンへの事態に適切に対応する 。
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一方、宇宙については、防衛力強化に当たっての優先事項と して、「宇宙領域を活用した情報収集、通信、測位等の各種能力を一層向上させるとともに、宇宙空間の状況を地上及び宇宙空間から常時継続的に監視する体制を構築する」ことが示されており、従来からの取組である宇宙状況監視( SSA 体制の構築を含め、宇宙利用の優位を確保するための能力の強化に取り組む。
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