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この3国への抑止力・日本には無い!
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日本が攻撃されても米国はあてにならない!
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中国は15年、太平洋地域のほとんどの米軍基地を射程に収める射程3000~4000kmの弾道ミサイル「東風26号」を配備した。
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米国がINFの配備で中国に対抗するのは難しいだろう。INFは地上に配備され、通常、移動式の発射台に搭載されて居場所をさとられないよう時折移動する必要がある。面積の広い欧州ではそれも可能だったが、東アジアではそうした空間を確保するのが難しい。
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グアムは狭く移動できる場所が限られるし、日本の国土に核兵器を配備するのは政治的に極めて困難だ。韓国は北朝鮮の核問題がある上に、あまりに中国に近い。また、フィリピンは現地の政治情勢から、安定した基地の運用が可能かどうか不透明だ。
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米国が東アジアに地域型の核戦力を配備するとすれば、米国の報告書が指摘したように、INFではなく、航空機や艦艇、潜水艦に搭載する核巡航ミサイルが最も現実的な選択肢のように思われる。
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米国の東アジアへの核配備は日本国内でも賛否両論、喧々諤々(けんけんがくがく)、大論争が起きるだろう。もし、米国の第七艦隊が、核ミサイルを搭載した艦艇や潜水艦を運用するとすれば、事実上の母港であり、アジア最大の補給能力を持つ横須賀基地となる。その場合、日本の「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」。いわゆる非核三原則をどうするのか。日本政府はいつも「米国からの通報がないので、核を搭載していないと解釈する」という理屈で切り抜けてきたが、その場合は、通用しない言葉だ。
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米中露に加え、北朝鮮の核ミサイルの脅威に直面しているのは日本であり、これに対する抑止力として活動する米海軍部隊について何時までもあやふやな説明をすることは無責任だ。
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米国の核の傘に依存しながら、一方で非核三原則を維持するのは明らかに矛盾している。非核三原則のうち、「もちこませず」という部分をどうするのか、具体的な議論が必要になってきたのではないか。国民も、綺麗事を並べる時代は過ぎたことを知るべきだ。戦端が開いたときは、一番先に狙われるのはに頬であることを、、、。
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米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)は6日、衛星写真などに基づき、北朝鮮南東部金泉里の非公表の弾道ミサイル基地に、中距離弾道ミサイル「火星9」が配備されているとの分析結果を公表した。「日本の南半分と韓国全土」を射程内に収めているとみられるとしている。
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基地はソウルの北東約170kmの山あいに位置する。同基地については、1990年代から短距離弾道ミサイルが配備されていると指摘されていた。
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防衛とは、相手にもダメージを与える攻撃力をもって初めて言えることだ。
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